種類豊富な日本酒と長崎から直送で仕入れる希少な生本マグロを売りにした、東京・大崎の人気居酒屋「米と魚 酒造 米家ル 大崎本店」。ガラスの器でパフェのように盛り付けられる海鮮丼や、食用花を散らした一品料理など、ビジュアルも華やかな盛り付けで評価が高い。

「日常使いの価格で、ハレの気分をお客さまに楽しんでいただきたいと考え、提供されたときにお客さまの気分が上がる盛り付けを心掛けています」と牛込昭仁マネジャーは語る。

「日本酒に合うポテトサラダ」はそんな思いを象徴する商品の一つだ。ポテトサラダに高級食材であるイクラを上からちりばめて華やかさを演出しているが、升の上に皿をのせて提供するスタイルがユニークだ。

「日本酒に合うポテトサラダ」 489円(税抜き) ポテトサラダは卵形に盛り付けることでイクラが見栄え良く散らばる

「商品名に“日本酒に合う”と銘打っているイメージを視覚的に伝えるために升にのせて提供しています」と牛込マネジャー。升にのせることで約5cmの高になり、これがSNS映えにもつながっているという。お客の大半は“とりあえずポテサラ”と期待せずに注文するもの。その分、提供されたときのサプライズ効果は高く、店への好感度アップに大きく貢献しているという。

●店舗情報
「米と魚 酒造 米家ル 大崎本店」
所在地=東京都品川区大崎3-6-17 ニュー大崎ビル2階

◇外食レストラン新聞の2021年8月2日号の記事を転載しました。