暑いからこそ、ビールが旨い! 暑いからこそ、“涼”を感じる料理が美味しく感じます。暑いからこそ、スパイス熱はさらにアツイ! 季節によっておいしいく感じる料理は変わってきますよね。暑い日にこそ食べて欲しい、カレー粉レシピのご紹介です。あらかじめスパイスが配合されているカレー粉は、使い勝手が良く、カレー以外にも応用が効きますよ。

カレー粉と醤油の共通点は?

カレー大国と言われるインドでは、毎日カレーを食べて暑い夏を乗り切っているわけではありません。こう聞くとびっくりしますよね。僕もインドに行くまではインド人は毎日カレーを食べていると思っていたのですが、そうではなかったのです。

たくさんのカレーがある事は本当ですが、“スパイスを使った料理を食べている”という方がインドにピッタリと合う様な気がします。カレー大国ならぬ、スパイス大国です。

スパイスをバランスよく配合したカレー粉、実はとっても扱いやすいのです

日本で料理をする時は、醤油やみりんを使い煮物や炒め物を作り、刺身では火を通さずに醤油を使います。このように、醤油などの調味料も使い方は様々ですよね。同様にインドでは、スパイスを使いカレーや炒め物を作り、時にはスパイスに火を通さずに使います。

例えば、タンドリーチキンはカレーではありませんが、スパイスを使ったインド料理として有名ですよね。朝ごはんで、スナック菓子類にスパイスを振りかけて食べることもあるのですよ。

カレー粉を使った冷菜、ベイガンバルタ

トマトを加えることによって色合いが綺麗になります

インドの砂漠地帯ラジェスタン州で教えてもらったこの料理は、冷蔵庫で冷やしてから頂くと、より一層“涼”を感じる一品になります。カレー粉が主張しすぎることがないので、普段のおかずとしても食卓に馴染みます。ナスは体を冷やす効果もあるので夏にピッタリですよ。

<材料>
なす 3本
玉ねぎ 少量
プチトマト 1個
カレー粉 小さじ1
塩 適量

<作り方>

  1. なすをオーブンなどで焼き、焼きなすの要領で皮をむく。
  2. 皮をむいたなすを手で潰し、粗みじん切りにした玉ねぎとカレー粉を加えよく混ぜ合わせる。
  3. 塩で味を整え、1センチ角に切ったトマトを加え完成。

 

ニューデリーの屋台、カレー粉を使った料理は肉料理も多彩です

カレー粉を使って、タンドリーチキンを作ろう

タンドリーチキンとは、本来「タンドール」という釜でチキンを焼く料理で、家庭の味というよりはレストランで食べる料理なのです。お店ごとにそれぞれレシピはあるようですが、作り方はいたってシンプル。

程よくスパイスの効いたタンドリーチキンは、BBQでも喜ばれますよ。さらに、ビールにもよく合う料理。最高ですね!

<材料>
鶏もも肉 2枚
ヨーグルト 100グラム
カレー粉 大さじ3
はちみつ 大さじ1
塩 適量

<作り方>

  1. 鶏もも肉以外の材料を混ぜ合わせ、味を見ながら塩を加える。
  2. 1を鶏もも肉と一緒にポリ袋などに入れ、揉み込む。
  3. 冷蔵庫で1日寝かせ、肉についた余分なヨーグルトを落としてからBBQやオーブンで焼く。
    ※水で洗う必要はありません。

カレー粉をカレー以外でも使える様になるとレパートリーが広がりますよ。カレー粉を使って暑い夏を乗り切りましょう。