独特な磯の香りと真っ黒な見た目から、ひじきが苦手なお子さんは多いのではないでしょうか。そこで今回はひじきが苦手なお子さんでも食べやすい、ひじき入りコロッケのレシピをご紹介します。パウチタイプのひじきやツナ缶など時短がかなう食材を使い、15分で完成するお手軽なコロッケになりました。忙しいワーママがちょっと楽になる工夫もしているので、ぜひ最後まで読んでください。

パウチのひじきとツナ缶で時短

子ども人気の高いコロッケですが、調理工程が多いので仕事終わりに作るには難易度が高いですよね。そこで今回は、玉ねぎのかわりにコーン、ひき肉の代わりにツナ缶を使うなどしてできる限り調理の手間を減らしました。

【材料】(4人分)
じゃがいも(中) 3個
ひじき(パウチ) 65g
ツナ缶 1個
冷凍コーン 30g
塩こしょう 少々
卵 1個
パン粉 適量

【作り方】
1.じゃがいもを水で洗い皮付きのままラップで包んだら800Wのレンジで5分加熱する。柔らかくなったら流水に当てながら手で皮をむく。

2.ボウルにじゃがいもを入れてマッシャーで潰し、ひじき・軽く油を切ったツナ缶・コーン・塩こしょうを入れてよく混ぜる。

3.4等分、もしくは8等分して楕円形に成形する。

4.卵、パン粉の順に衣をつける。

5.フライパンに1.5cmほど油を入れて170度に熱し、途中で1度ひっくり返しながら狐色になるまで3〜4分揚げる。

嫌いな理由を探して食べられる工夫を!

実は私も子どもの頃ひじきが苦手でした。一番の理由はつやのある黒〜い見た目です。見た目以外にも、磯っぽい味が苦手という子もいるでしょう。

「苦手なものは細かく刻んでバレないようにして食べさせる」という方法をとるママもいると思います。もちろんそれも有効な手ですが、苦手な理由を探りそれをカバーする料理を考え、「苦手な食材を自ら食べられた」という経験を積むのも苦手克服のための次のステップとしていいのではないでしょうか。

例えば今回は、一見ただのコロッケなので見た目問題は解決!一口目は抵抗なく食べられるはずです。

味問題は、旨味の強いツナや甘いコーンを一緒に入れ、ひじきの風味を優しくカバーすることで解決しました。ちゃんとひじきの姿形を残しているので、「ひじきを食べた!」という経験ができ、これを繰り返すこと苦手意識を減らしていけるのではないでしょうか。

調理不要の具を使って時短!

コロッケは、玉ねぎをみじん切りにしてひき肉をフライパンで炒めて…と入れる具材を事前に調理しないといけないので作るのに時間がかかります。

そこで今回は、玉ねぎの代わりに冷凍コーン、ひき肉の代わりにツナ缶を使用しました。

また乾燥ひじきは水戻しに時間がかかるので、そのままでも食べられるパウチのひじきを使っています。

パウチのひじきは、ホームクッキング ひじき(国産)(170円/65g)を使用しました。

【働くママへのエール】ママがキッチンに立つ時間を減らしたい!

私は料理をするのは好きですが、その後の片付けが嫌いです。同じようなママは多いのではないでしょうか。特にボウルや鍋などの大物は食洗機に入れられないので、たくさん使うと後で洗ったり拭いたりするのが面倒ですよね。

そこで今回のレシピでは、なるべく洗い物を出さずに作れる工夫しました。普通なら、じゃがいもを茹でる鍋や玉ねぎを切る時に使う包丁やまな板、ひじきを水戻しするザルやボウルなどを使いますがこのレシピでは使いません。

洗い物が少ない料理なら、片付けがずっと楽ちん!少しでもキッチンに立つ時間を減らす料理を作って、ママの息抜きタイムをしっかり確保できるといいですね!

(製菓衛生師 藤永瞳 hitomi.f_mogu