ローソンは在宅勤務が増えて、いわゆる「コロナ太り」でダイエットに関心が高まる中、6月から全国のローソン(ローソンストア100を除く)で原材料を工夫して糖質オフを実現した5品=写真=を発売し、食べても罪悪感が少ない商品として打ち出した。初めて冷やし麺でも糖質オフ商品を開発したほか、糖質オフでもおいしさに重点を置き、価格も値頃に設定した。今後、健康関連の商品ではタンパク質に着目した商品も開発するという。

コロナ禍での健康意識の高まりについて、同社の友永伸宏商品本部本部長補佐は「不安やストレスが増加している。好きなものを食べて解消したいが、体形も気になっている。そうした中で糖質オフのニーズと市場は伸びている」と指摘。実際、低糖質のブランパンなど健康機能性ベーカリーは今年3~5月には前年比40%増と好調とのこと。

ローソンの糖質オフ5品

今回発売の商品は、ご飯の量を約4割に減らし、もち麦と大豆タンパクに置き換えた「昆布だしで炊いた鮭とわかめのおにぎり」(150円)、ご飯の代わりにもち麦と刻んだカリフラワーを使用したチルド弁当「おだしがおいしい もち麦冷し茶漬け(鶏飯風)」(399円)、ブラン入り食パン使用のサンドイッチ「ブラン入りサンド チキン&ベジタブル」(298円)、麺に小麦粉の一部を食物繊維などに置き換えた冷やし麺「裏切りの一杯 焙煎胡麻のコク!冷し担々麺」(530円)と「裏切りの一杯 鶏の旨み!冷し白湯麺」(同)の5品。

◇日本食糧新聞の2021年6月16日号の記事を転載しました。