森永製菓は、「お菓子を超える『をかし』な体験を」をコンセプトにしたショップ「TAICHIROMORINAGA」を12日から伊勢丹新宿店で、8月2日から三越銀座店で夏季限定オープンする。同店の夏場の出店は初となり、チョコレートを焼く技術によって常温対応可能な「エアレーションプルミエ」やチョコアイスなど展開する。

店名の「TAICHIROMORINAGA」は、同社創業者の森永太一郎氏のこと。太一郎氏が1899年にキャラメルなどの菓子を日本で初めて製造販売し、未知なる驚きを体験した明治時代の人々と同じように、同社が110余年かけて磨き上げた菓子づくりの技術で、「美しい、見事だ、趣がある、心が引かれる」などの「をかし」な体験を新たな驚きとともに届けたいという思いから、コンセプトショップ「TAICHIROMORINAGA」を16年1月に立ち上げた。

2年目の今年は、初の夏季展開で、「ハイクラウン」のほか、同社が長年培ったチョコレート技術の中でも特に発展・進化した「チョコレートを焼く」技術で、常温で楽しめる「エアレーションプルミエ」(3本1000円、5本1600円)を新発売する。また、「氷点下の口どけショコラ」をコンセプトに、チョコレートと生クリームをふんだんに使った数量限定の濃厚な味わいのアイスクリーム「グレースショコラ」(450円)も展開。

そのほか、絶妙な火加減と焼き時間で焦げる一歩前までしっかりと焼き込んで、苦みのうまさを追求した「極み焼きフィナンシェ」(4個700円、8個1400円)も新発売する。伊勢丹新宿店は7月12~25日、三越銀座店は8月2~15日まで。

◇日本食糧新聞の2017年7月14日号の記事を転載しました。