国分グループ本社は、盛り付けなどにひと手間加えることで有名レストランの料理を気軽に再現できる新たな缶詰ブランド「K&K Chef缶」を展開中だ。イタリア料理の片岡護氏、中華の譚彦彬氏という人気シェフを監修に迎えた計4品。パッケージ記載の二次元コードで、家庭でもできる素材を加えたアレンジ例や本格的な盛り付け法を動画で見ることができる。巣ごもり需要で増える、家庭でもひと手間かけ、よりおいしく食事を楽しみたいニーズに応える付加価値商材だ。

人気イタリア料理店アルポルトの片岡シェフが監修したのは「豚肉のカチャトーラ」と「鶏レバーのヴェネチア風」の2品。イタリア語で“猟師風の”という意味を持つカチャトーラは、同国では家庭料理の定番メニュー。鶏肉やキジを調理するのが一般的だが、アルポルト風に豚肉と野菜を使っている。内容量は85g。

「鶏レバーのヴェネチア風」はベネット地方で親しまれているメニュー。本場で好まれる仔牛レバーを鶏レバーに変え、臭みを減らし幅広く楽しめるように仕上げている。同80g。

中国・広東料理の有名店赤坂璃宮の譚シェフは「特撰チャーシュー」と「鶏肉と野菜の炒め」の2品を監修。同店でも前菜として人気のチャーシューは、半甘口の味付けで、とろりとした口当たりが楽しめる。同65g。「鶏肉と野菜の炒め」は、さっぱりとして後味のよい絶妙なおいしさを缶詰に閉じ込めた。同70g。

希望小売価格はすべて800円(税別)。缶詰なので、賞味期間3年と保存性が高いのも特徴だ。

◇日本食糧新聞の2020年10月7日号の記事を転載しました。