こんにちは。仙台市在住の料理家sato aiです。焼きなすは、なすのジューシーな美味しさを存分に味わえるオススメの料理法ですが、少し手間に感じたり、失敗しやすいなどのイメージがある方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するレンジで調理する方法を使えば、熱い皮むきに苦戦することなく、10分で美味しい焼きなすを作れます。また、焼きなすを使ったアレンジ夜ごはんも15分で完成するので、是非ご活用ください。

焼きなす風お浸し

皮を剥いた状態でレンジ加熱するので、焼いた後に熱い皮を剥く手間もなく仕上がります。熱々のなすにお好みのタレをかけて召し上がってください。

【材料】(4人分)
なす 3本ほど
青ネギ 3本
鰹節 大さじ1
しらす 大さじ1
ポン酢 お好みの量

【作り方】
1. なすはヘタを切り落とし、皮を剥く。2~3分ほど水にさらしてアク抜きをする。

2.1個ずつラップで包み、耐熱皿にのせてレンジにかける。600Wで2分加熱し、裏返して追加で3分加熱する。

3.ラップから取り出したら器に盛り付け、鰹節・小口切りにした青ネギ・しらすを飾る。お好みでポン酢や生姜醤油などをかけて完成。

焼きなすと厚揚げの炒め物

焼きなすをアレンジしたボリュームレシピです。厚揚げの香りとなすが相性の良いさっぱり味に仕上がっています。

【材料】(4人分)
焼きなす 2〜3本
厚揚げ 1枚
しめじ 0.5株
ミニトマト 6個
ごま油 小さじ1
ポン酢 大さじ1
塩胡椒 少々
白炒りごま 大さじ1
青ネギ 3本

【作り方】
1. レンジ焼きなすを斜めに切る。

2. 厚揚げは食べやすい大きさに切る。しめじは石づきを取り除き手でさく。ミニトマトは半割りにする。

3.フライパンにごま油を引き、厚揚げ・焼きなす・しめじを入れて炒める。

4.しめじがしんなりしてきたら、塩胡椒・ポン酢を入れて味を整える。ミニトマトを入れて炒め合わせる。

5.器に盛り付けて、白炒りごま・小口切りにした青ネギを散らして完成。

グリルを使った焼きなすとの比較

焼きなすといえば、グリルを使って作る焼きなすが一般的です。

香ばしくて香り良く仕上がりますが、コンロ内部が見えにくいこともあり、焼き加減の調整が難しいので焦げてしまったり、加熱不足で皮が剥けにくかったりすることもあります。

グリルで焼いた焼きなすは、熱いうちに皮を剥かないと剥けにくくなってしまうという注意点があります。

下の写真左がグリルで焼いた焼きなすです。右が今回のレシピでご紹介したレンジで作った焼きなすです。

加熱時間は、グリルは10分、レンジは5分で完成しました。味の違いは、グリルのものは香ばしさが加わっていますが、ジューシーさはどちらも同じくらいの仕上がりでした。

グリルで作ったものは焼き上がりがかなり柔らかくなったので、その後に加熱調理すると形がなくなってしまうかもしれません。焼きなすをアレンジした料理を作る際は、時短にもなるレンジで作った焼きなすをオススメいたします。

熱々の状態のなすに、タレをかけることで、タレの味が入りやすいという利点もありますよ。

なすには千両なすや、長なす、丸なす、米なすなどいろいろな種類があります。丸々と大きいものはグリルにも入りにくく焦げやすい場合もあるので、今回のレンジ調理を是非試してみてください。