三菱食品は、食材と調味料をセットした低温オリジナルブランド「ララ・キット」の新商品3アイテムを全国の食品スーパーやドラッグストアをはじめとした小売業向けに9月1日から発売した。カット野菜や肉、魚介、たれが一つになった冷凍食材セットは調理の時短ニーズが高い子育て・共働き世帯を中心に年々需要が増えており、テレワークの普及によって拡大に拍車がかかっている。新商品の投入で成長市場へ対応を強化する。

「ララ・キット」の新商品「大きなとり天の卵とじ」=写真=は、国産鶏むね肉を使った170gのとり天2枚入りの圧倒的なボリュームが特徴。そのままおかずとしても、丼にしても便利な一品。内容量600g。

「大きなとり天の卵とじ」キット内容

「野菜と食べるマヨチキン南蛮」は油調済みの鶏竜田と野菜、タレのセット。子どもから大人まで人気のメニューが簡単に作れる。マヨネーズを加えることで味がマイルドになるとともに、小さな子どもでも食べやすい。内容量390g。

「陸奥湾産帆立と白菜の中華あんかけ」はホタテがごろごろ入った塩ベースのあんかけで、ご飯や麺にのせて中華丼、あんかけ焼きそばにもぴったり。ごま油の香りも食欲をそそる。285g。

希望小売価格は3品とも850円(税抜き)。賞味期限は冷凍(-18度C)300日。いずれもフライパンで調理する設計。

「ララ・キット」ブランドは「家族に手作りをしたいけど時間が無い」「簡単なのに手料理感が欲しい」などのニーズに応え、2019年に発売。今回の新商品と既存品併せて全6品のラインアップ。カット済みの食材とタレがセットになっており、下ごしらえ不要、食材ロスの発生もない。フライパン調理約10分で完成し、楽しく簡単に料理できる。

夕食メニューとしてはもちろん、テレワークにおける60分と限られたランチタイムでも、約10分で家族2~3人分のおかずが完成する。働き方や生活様式が変わる中、楽しく料理ができておいしく味わえるミールキットとして、市場への提案に力を入れる。

◇日本食糧新聞の2020年8月31日号の記事を転載しました。