卓球・愛ちゃん夫の江宏傑選手が台湾風愛妻サラダを披露
「FOODEX JAPAN(フーデックス・ジャパン)2017」(7~10日開催)に過去最大規模で出展する台湾は、期間前日の3月6日、千葉市で8県市のトップが一堂に会し、各地域の多彩な台湾農産品をアピールした。イメージキャラクターに起用された卓球の福原愛選手の夫、“卓球王子”こと江宏傑選手も登場し、台湾産品を使った“愛妻サラダ”を調理実演。得意料理で台湾産品の魅力を伝えた。
16年の台湾から日本への農産品・食品輸出は7億9700万米ドルだった。日本から台湾へは10億1000万米ドルで、台湾にとって第2位の輸出先国であり輸入先国でもある。訪日した雲林県、嘉義県、台南市、高雄市、屏東県をはじめ、フーデックス初出展の新北市、台中市、嘉義市の8県市政府のトップは壇上で、日本との長年にわたる友好関係を強調。訪台・訪日観光客の増加も受け、日本市場の重要性は増していると指摘した。
主催した陳菊高雄市長は「高雄産のライチは日本人に好まれ、輸出量は年々20%以上伸びている。上質で安全な農産品であることを伝え、安心感と信頼を得たい。市政府は輸出サポートを通じて農民の収入増にも取り組んでおり、特に若年農家への啓蒙を重視している。フーデックス出展で貿易拡大に貢献したい」と力を込めた。
日本の農林水産大臣に相当する行政院農業委員会の林聡賢主任委員も出席し、「日本は重要なマーケット。例えば日本の子どもたちの給食にも優れた台湾の農産品を提供できるよう、プラットフォームをつくりたい。今後も農家をサポートし、品質を保ち、輸出ルートの確保に努め、日本の消費者に満足していただくよう取り組む」とした。また輸出関税の削減についても、「品目別に議論していく。互いに輸出品があり、双方の要望を反映できるよう協議している」と述べた。
江宏傑氏は「家でもよく作ります」とサラダづくりを披露。パイナップル、バナナ、ごま、ピーナツ、ドライライチ、茶葉、はちみつなど台湾の特産品をふんだんに使った。江氏は「台湾の農家には優れた産品をつくるすごい人たちがいる。そのことも知ってもらいたい。台湾農産品をたくさん紹介したい」と意欲を示した。
◇日本食糧新聞の2017年3月10日号の記事を転載しました。
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