ボンジョルノ。イタリア在住フードライターの鈴木奈保子です。今回ご紹介するのは、珍しく醤油味の中華料理です。イタリアの中華料理レストランの定番人気メニューです。あっさり味の鶏むね肉と香ばしいアーモンドに醤油味でアクセントをつけています。とっても簡単で15分もあればできるので、忙しいママの夜ごはんにもピッタリのイタリア風の中華料理。白いご飯がすすみます!

醤油味がイタリアで人気!

イタリア人といえば、トマト味というイメージがあるかもしれませんが、最近では日本食をはじめとするアジアンフードの人気で、醤油もすっかり認知度がアップしています。以前は、中国人や韓国人が経営する商店でなければ手に入らなかったのに、今や普通のスーパーでも置いているくらいです。

今回ご紹介する鶏むね肉とアーモンドの料理も醤油がポイントです。イタリアの中華料理レストランの人気メニュー。レシピをご紹介します。

【材料】(4人分)
鶏むね肉 500g
アーモンド 100g
玉ねぎ(小) 1/2個
にんにく 1かけ
しょうが 1かけ
ごま油 大さじ1
小麦粉 適量
醤油 25cc
水 50cc
塩 少々

【作り方】
1.にんにくはみじん切り、しょうがはすりおろし、玉ねぎは薄切りにする。鶏肉は1~2cm角に食べやすく切り、ザルの中で小麦粉をまぶし余分な粉を落とす。

2.フライパンに油と玉ねぎとニンニクを入れて、弱火で熱し香りが出たら中火にして鶏むね肉も加え、うっすらと焼き色がつくまで両面を焼く。

3.醤油と水をフライパンに入れて、よくかき混ぜる。しょうがのすりおろしも加え、弱火にして5分くらい煮る。煮詰まりそうなら湯を少し加える。

4.アーモンドも加えよくかき混ぜ、2~3分煮る。

5.味を見て塩で調える。

火が通りやすい鶏むね肉は時短料理にぴったり!

時短料理に最適なメイン食材の筆頭、鶏むね肉。調理の下ごしらえが必要ないし、簡単に中まで火が通ります。さらに、この料理のように1~2cm角に切ってから炒めると、調理時間が短くてすみます。

アーモンドはケーキ作りの時には、茶色い皮をむいてから使いますが、この料理はしょうゆ味で茶色いので、皮をむかずに使います。できれば、鶏肉を煮ている間に、フライパンでサッとから入りしてから使うと、より香ばしい味わいになります。

小麦粉を鶏肉にまぶすときは、ザルを使うと便利です。余分な粉が落ちるので、適量をまぶすことができます。また、お醤油は少量ですが計量カップを使って計り、同じ計量カップでそのあと水を計ってフライパンに加えると、汚れものが少なくなります。

忙しいからこそ、小さなコツを活用したいですね。

スーパーフードのアーモンド入りの充実メニュー

完全栄養食品として最近また注目されているアーモンド。スーパーフードとも呼ばれていて、ナッツの中でもカルシウムも豊富なので積極的に食べたい食材です。鶏むね肉は、お肉の中では脂肪分が少なく、カロリーも低めなので、バランスもちょうど良い組み合わせです。

このままだと野菜が少なめなので、サラダを下に敷いた上に盛り付けます。こってりしたしょうゆ味で、子供も野菜を美味しく食べてくれます。ごはんもお子さまライスのように隣に盛り付けてワンプレートにすると、見た目もオシャレなカフェご飯風になります。ワンプレートの盛り付けは洗い物が少なくなるので、忙しいママほど積極的に取り入れましょう。

たったの15分でできるボリュームたっぷりのイタリア風中華メイン料理。ぜひ、お試しください。