もりもとは、菓子と絵本をセットにし、自宅で過ごす時間をより豊かに楽しんでもらう取組みとして「おかしと絵本の物語」=写真=をオンラインショップ限定で6月から数量限定で販売を開始した。癒やしや楽しさなど親和性の高い菓子と絵本をセットにすることで、親子などのコミュニケーションを促進する。

同社では、2月27日に「もりもと安心・安全・おいしい宣言」を掲げ、毎朝全社員の体調管理、アルコール除菌、トング撤去と個包装、店内換気、ソーシャルディスタンスの確保、レジ間仕切り、マスク着用などを徹底し新型コロナウイルス感染拡大防止対策に取り組んできた。

4月からは「おうちじかん」をより良い時間にしてもらうため「もりもと『おうちじかん』応援宣言」を掲げ新たな取組みを開始している。

「おかしと絵本の物語」は、北海道を拠点に活動する絵本作家のそら氏と作った、「おかし」と「昔ばなし」を融合した、小さな絵本「おかしばなし」14冊と和菓子を中心に、ロングセラー商品の「雪鶴」や洋菓子「ハスカップジュエリー」など人気商品18個を詰め合わせた。価格は、4000円で税・送料込みとなる。

そら氏は、北海道を拠点に活動する、絵本作家、イラストレーター、エッセイスト、映像作家。また、自身の絵本による子どもたちへの読み聞かせやライブペインティング、絵本作家としての講演や、TV・ラジオ・雑誌などへの出演など、多方面での活動も展開。画家としても作品を手掛けるなど活動の幅を広げている。

「おかしばなし」は、そら氏が絵本を通じて伝える「日本昔話の道徳や心」と、もりもとが和菓子を通じて伝えたい「日本の伝統文化」という思いが重なり、新たな世界を小さな絵本に表現した。

◇日本食糧新聞の2020年6月22日号の記事を転載しました。