千葉県習志野市在住、管理栄養士の戸田綾子です。毎日忙しく働くワーママさんに夜ごはんにぜひ作ってもらいたい、10分で完成する具だくさんポトフを紹介していきます。残っている食材をフル活用して作れるので冷蔵庫が片付くことに加えて、多くの食材を使うことで自然と栄養価が高くなります。さらにボリュームたっぷりなのも、おすすめしたいポイントです。

具だくさんポトフのレシピ

冷蔵庫に余っている食材を有効活用してコンソメスープで煮込むだけで、食べ応え抜群のポトフが完成します。

【材料】(4人分)
じゃがいも 2個
にんじん 1/3本
キャベツ 3~4枚
ウインナー 5本
スイートコーン(冷凍) お好みで
水 4カップ
コンソメ顆粒 大さじ2/3
塩コショウ 適量

【作り方】
1.じゃがいもとキャベツは事前に切り、冷蔵庫に入れておく。

2.鍋にじゃがいもと水を入れて加熱して、にんじんをピーラーで薄くスライスしながら加えていく。

3.じゃがいもが柔らかくなったら、キャベツ・ウインナー・スイートコーンを加えて、コンソメ顆粒と塩コショウも入れていく。

4.味が全体に馴染んだら、完成。

じゃがいもとキャベツだけ事前に切っておけば時短に

前日の夜や朝などのちょっとした空き時間に、じゃがいもとキャベツだけ切って冷蔵庫に入れておきます。少しの下準備が、忙しい夜ごはんの支度を助けてくれます。

じゃがいもを煮ながら柔らかくしつつ、ピーラーを使ってにんじんを加えることを同時進行で行うので時短効果が期待できます。にんじんはとても薄い状態で煮ていくので、すぐに火が通り柔らかくなります。

また、ウインナーやベーコンなどの加熱済みの食材を使用することで、普通の肉類よりも火の通りを気にする必要がなく時短につながります。

味付けは、コンソメ顆粒と塩コショウのみで完成します。コンソメはブイヨンではなく顆粒を使うことで、すぐに溶け込み味馴染みに時間がかかりません。

栄養たっぷりの野菜を使おう

冷蔵庫に余っている食材で簡単に作ることができるメニューとなっているので、冷蔵庫が片付いたり、お給料日前でも作りやすいという利点があります。

ご紹介した食材以外には白菜、たまねぎ、キノコ類などがおすすめです。

また、この1品で多くの野菜が摂取できるので、日々家族の健康を考えているママさんに活用してもらいたいメニューです。

以下に、主な食材の栄養価を記しておきます。

<じゃがいも>
ビタミンCと食物繊維を豊富に含んでいます。主成分がデンプンなので、腹持ちがよくボリュームある1品に仕上げることができます。

<にんじん>
βーカロテンを豊富に含んでいるので、抗酸化作用や免疫増強効果が期待できます。

<キャベツ>
ビタミンCを豊富に含むことから、ストレスへの抵抗力を高めてくれます。

<コーン>
ビタミンB1、B2が豊富なので、皮膚や粘膜の健康維持を助けてくれます。また、食物繊維も比較的多く含んでいます。

是非、参考にしてみてください。