管理栄養士・ワーママのmidoriです。今回は鶏手羽中を使ったメニューをご紹介します。骨付きの鶏肉は好きな子どもも多いです。今回は短時間で仕上げるために、骨付き肉の中でも細い、鶏手羽中を使います。手羽中を下茹でし、茹で汁はスープに、肉は衣をつけて揚げ焼きにし、短時間で仕上げます。
茹で汁はおいしい出しが出るため、少しの味付けでおいしいスープに仕上がります。ぜひお試し下さい。

鶏手羽中の甘辛焼き

子どもが大好きな骨付き肉を甘辛いたれに絡めます。フライパンひとつでできる1品。

【材料】(4人分・12本分)
鶏手羽中 12本
塩 少々
片栗粉 大さじ1・1/2

サラダ油 小さじ1
A 醤油 大さじ1
A 砂糖 大さじ1・1/2
A みりん 大さじ1
A 酒 大さじ1/2

あれば生姜(チューブ)少々、ネギの青い部分 少々

【作り方】
1. 鶏手羽中は骨に沿ってキッチンはさみで切り込みを入れます。

鍋に鶏肉を入れて、肉がかぶるくらいのひたひたの水・生姜・ネギの青い部分を入れて(約200ml)火にかけて6分煮ます。沸騰したら中火にします。

※ネギと生姜は、肉の臭み消し、香り付けになります。あれば入れてください。

2.肉を取り出し、ビニール袋に入れて塩少々、片栗粉を入れて全体にまぶします。

3.フライパンにサラダ油を入れて熱し、両面や黄色がつくまで焼きます。

合わせたAを回し入れて肉を返しながら絡めます。

豆腐と海苔とネギのスープ

肉を煮た煮汁を使った旨味のあるスープです。

【材料】(4人分)
鶏手羽肉の煮汁 約100ml
豆腐 100g
のり 1/3枚
長ネギ 1/2本
水 500ml
塩 小さじ1/4
鶏ガラスープ素 小さじ1/4
醤油 少々
すりごま

【作り方】
1. 鶏手羽肉の煮汁を鍋に入れて、水400mlを入れます。(スープの水分は約500ml)
2.豆腐・海苔は1cm角に切ります。長ネギは小口切りにします。
3.(1)に豆腐・長ネギ・塩・鶏ガラスープ素を入れて軽く煮ます。醤油少々で味をととのえ器に盛りつけます。海苔・すりごまを入れます。

鶏手羽中に切り込みを入れて時短!

今回使用する鶏手羽中は、ハサミで切り込みを入れてから茹でます。この切り込みにより、火通りが良くなり、早く火が通るうえ、味の染み込みが良くなり短時間でおいしく仕上がります。その際、キッチンはさみを使うと肉のパックの上で切ることができ、包丁まな板を汚さずに作業ができて便利です。

骨付きの鶏肉もさまざまな種類がありますが、手羽先は肉厚で調理時間がかかるため、細めの手羽中を使います。小さな子どもでも食べやすいうえ、短時間で調理できます。

鶏肉を下茹でしてから焼くことで、肉の表面を焼く程度の加熱で中心まで火がとおり、時短になります。また肉を煮たスープは、おいしい出しが出るのでぜひ他の料理に活用ください。

子どもが喜ぶ甘辛焼き

この甘辛焼きは、うちの子どもたちも大好きでたくさん食べます。骨付き肉は大好きな子どもも多く、おすすめです。また味がしっかりしているため、お酒のおつまみやお弁当にもおすすめです。

今回の2品は、メイン料理のチキンとスープが鶏手羽中ひとつでできます。スープは鶏の出しが出ているので少ない調味料でおいしく仕上がります。肉の付け合せにレタスなど野菜を添えれば、この2品にごはんをそろえるだけで満足のいく晩御飯のおかずになります。ぜひお試し下さい!