千葉県習志野市在住、管理栄養士の戸田綾子です。毎日忙しいワーママさんにおすすめしたい、鶏めしレシピを紹介していきます。鶏肉・しいたけ・まいたけ・にんじんを炒め醤油ベースで味付けをして、電子レンジで解凍したごはんを混ぜ合わせたら15分以内で夜ごはんが完成します。毎日少しずつ溜まってしまった冷凍ごはんの大量消費ができます。さらに、きのこ類は栄養価が高く、通年で価格変動が少ないのでとても重宝する食材としておすすめです。

鶏めしの作り方

15分以内で簡単に作れる「鶏めし」を紹介していきます。

【材料】(4人分)
鶏肉 1枚
しいたけ(乾燥) 2g
まいたけ(冷凍) 1/2パック
にんじん 1/3本
ゴマ油 小さじ1
酒 大さじ2
砂糖 大さじ1/2
醤油 大さじ2
みりん 大さじ2
ごはん(冷凍) お茶碗4杯分程度

【作り方】
1.鶏肉は一口大に切り、にんじんは細切りし、乾燥しいたけは水に浸して戻しておく。まいたけは、事前にほぐして冷凍保存しておいたものを使用する。
2.フライパンにゴマ油をひいて、鶏肉を炒める。にんじんを加えて、しいたけの戻し汁と酒を入れて、しっかりと火を通す。

3.しいたけ・まいたけを加えて、砂糖・醤油・みりんを入れて、濃い目に味を調える。

4.冷凍ごはんを電子レンジで解凍してから加えて、全体に味が馴染むように混ぜ合わせたら完成。

炊飯器に入れておくと、しっとりとした状態で温かいまま召し上がれます。

フライパン調理で時短

スライスカットされた乾燥しいたけを、水またはぬるま湯で戻して使用していきます。生のしいたけとは異なり、切るという工程を省くことができるので時短につながります。また、しいたけの戻し汁を捨てることなく無駄にならずに有効活用できることも、おすすめしたいポイントと言えるでしょう。(作り方2を参照)

まいたけは、時間がある時に手でほぐして冷凍保存しておくとよいでしょう。使いたい時に解凍する必要はなく、凍ったままの状態でフライパンに投入するだけで使用することができるので、時短効果が期待できます。

炊き込みご飯と似たような出来上がりになりますが、フライパンで調理するのでその場ですぐに味の微調整が可能なため、素早く完成させられます。炊き込みご飯のように、炊きあがるまで味染みの心配をする必要はありません。

きのこ類は万能食材

きのこ類は、ビタミンB1、ビタミンB2、食物繊維などを豊富に含んでいます。ビタミンB1、ビタミンB2には皮膚や粘膜の健康維持を助けてくれる働きがあり、食物繊維には腸内環境を調えてくれる作用が期待できます。

きのこ類は通年で価格変動が比較的少ないので、日々のメニューに取り入れやすい食材と言えるでしょう。

また、ごはんを炊くたびに毎日少しずつ冷凍ごはんが増えていくご家庭は多いことと思います。これが意外と冷凍庫の幅を占めてしまい、早めに消費したいと考えているママさんにおすすめしたい1品と言えるでしょう。溜まってしまった冷凍ごはんの大量消費に、ぜひご活用いただけたら幸いです。