こんにちは。管理栄養士・ワーママのmidoriです。今回は鶏むね肉が主役のメニューを2品ご紹介します。鶏むね肉は鶏もも肉に比べ、安く購入できるだけでなく、高たんぱく低脂肪で、脂っぽくなくあっさりした味が美味しい食材です。味付け、調理次第でさらにおいしくなる食材です。
今回は、鶏むね肉が主役のレシピ2品を紹介します。また時短のための鶏むね肉を使う際のポイントをお伝えします。ぜひお試しください。

やわらかタルタル!揚げない鶏南蛮風

我が家のこどもたちも大好きな1品です。タルタルと南蛮のタレをキャベツにもからませて食べられ、ごはんがすすむ1品です。

【材料】(4人分)
鶏むね肉 1枚(250g〜300g)
塩 少々
片栗粉 大さじ1
サラダ油 少々
酒 大さじ2
A 砂糖 大さじ1/2
A 醤油 大さじ1・1/2
A すし酢 大さじ1

<付け合せ>
キャベツ 1/6個分

<タルタルソース>
卵 1個
玉ねぎ 1/4個
マヨネーズ 大さじ2
すし酢 大さじ1/2
コンソメ(顆粒) 少々
塩 少々

【作り方】
1.卵は水から10分茹でます。キャベツは千切りにします。玉ねぎは細かいみじん切りにし、水にさらします。
2.鶏肉は縦半分に切り、そぎ切りにします。

ビニール袋に入れて塩をまぶし、続いて片栗粉を入れてまぶします。

3.フライパンに油を熱し、(2)を両面焼きます。

4.酒を入れて蓋をし、4分くらい火にかけて肉の中心まで火を通します。

5.タルタルを作ります。(1)の茹で卵は殻をむいてビニール袋に入れて潰します。

水気をしっかりとったみじん切りの玉ねぎ・マヨネーズ・すし酢・コンソメ・塩を入れて混ぜて味をととのえ、冷蔵庫で冷やします。

6.(4)にAの砂糖・すし酢・醤油を回しかけ、調味料をからませます。

7.皿に千切りキャベツ・肉・タルタルをかけて出来上がりです。

鶏むね肉の下ごしらえで時短

朝、ゆで卵を作ることとキャベツの千切りをやっておけば、さらに早く夕食を仕上げることが可能です。

鶏むね肉は購入した際にそぎ切にしてビニール袋に入れて冷凍しておくと、使う際に切る手間がかかりません。

肉は、そぎ切りにすることで肉の断面が多く出るので味が染みやすくなります。重ならないように平らになるようにして冷凍すれば解凍も早く、調理する際も肉がそぎ切りで薄いため、調理時間も早いです。

1回に使う分ずつ袋に入れて冷凍をすれば、そのまま調味料を入れて味付けすることも可能です。下味のために使うボウルを使うこともないので、洗い物も減り便利です。

本来の鶏南蛮は、たまごの入った衣を肉につけて油で揚げて作りますが、時短でできるレシピを考えました。添えたキャベツは、肉と一緒に食べたり、もちろんタルタルやタレをからめても美味しいです。

すし酢は、本来ごはんと混ぜてすし飯にする甘酢ですが、酢に比べて酸味がやわらかく、甘く子どもが食べやすいので、我が家では酢の代わりに使用しています。

すし酢は酢に代用し、砂糖と塩を足して使っていただいても構いません。

グリルで焼くだけ!甘から唐揚げ風

帰宅後、揚げ物は少し手間でおっくう、という方にもおすすめ。食材に衣をつけて油をからめて焼いて揚げ物風に仕上げます。魚焼きグリルを使うので、付け合せの野菜もグリルで焼いて1度の加熱で2品、作ります。

【材料】(4人分)
鶏むね肉 1枚(250g〜300g)
A いちごジャム 大さじ1
A 醤油 大さじ1
片栗粉 大さじ3〜
サラダ油 大さじ1

<付け合せ>
キャベツ 1/6個
さつまいも 1/2本(お好みの量)

【作り方】
1.付けあわせを作ります。キャベツは千切り、さつまいもは縦半分に切り、7〜8mm厚さに切ります。さつまいもはアルミホイルにのせて、水大さじ2杯を入れて包みます。

2.鶏肉は縦半分に切り、そぎ切りにします。ビニール袋に鶏肉とAを入れてよく揉み込みます。(約1分)

3.汁気があれば捨て、余分な水分を除いて片栗粉をビニール袋に入れて肉にまぶします。

4.片栗粉が全体にいき渡れば、油を袋に入れてまぶします。

5.ホイルに包んださつまいもと(4)を魚焼きグリル(またはロースター)に入れて強火で10分ほど焼きます。

6.芋に串が通り、肉の中心まで火が通れば出来上がりです。

肉は鶏南蛮と同様、切って冷凍しておくとさらに時短になります。そぎ切りは味が染みるのでおすすめです。

肉の漬け込みに使用するジャムはいちごジャムの他、りんごジャム、ブルーベリージャムなどでも代用可能です。

まとめ

どちらも千切りキャベツと肉が一緒にたくさん食べられる、ごはんもすすむ1品です。お子様の成長のためにもしっかり動物性のタンパク質を摂りたい方に、鶏むね肉は安くておすすめの食材です。ぜひお試しください。