華やかな春の季節行事である桃の節句に、彩りの良いちらし寿司があると食卓が華やぎます。またひな祭りだけでなく、入園入学など特別な日の食事にも、ちらし寿司はご馳走としてぴったり!そこで今回は、すし酢の意外な使い方であっという間にできるお手軽ちらし寿司と余ったすし酢を活用したマリネレシピをご紹介します。

すし酢で簡単!即席ちらし寿司

【材料】(3〜4人分)
温かい白ご飯 茶碗3膳分
すし酢 大さじ3
卵 2個
カニカマ 8本
ツナ缶 1缶
大葉 2枚
紅ショウガ 適量
白ゴマ 適量
焼き海苔 適量(キッチンバサミでカットしておく)

<ツナマヨ調味料>
マヨネーズ 大さじ2
しょう油 小さじ1
塩 少々

【作り方】
1.ツナは器に移して調味料で和える。

2.溶き卵に塩少々(分量外)を加えて混ぜ、薄焼き卵を焼く。冷めたら細切りする。

3.炊きたての白ご飯をお皿に広げる。

4.(1)とほぐしたカニカマを広げてすし酢の半量を全体に回しかける。

5.(2)と紅ショウガをのせて残りのすし酢を全体に回しかける。

6.焼き海苔をのせて白ゴマをふりかけ、刻んだ大葉をトッピングする。

※1人分ずつ盛り付ける際には、茶碗1膳分あたりすし酢大さじ1を目安に調整して下さい。

すし酢活用!キャベツとハムのマリネ

【材料】(3人分)
キャベツ 1/4個
ハム 2枚

<調味料>
すし酢 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1/2
はちみつ 小さじ1
粒マスタード 小さじ1/2

【作り方】
1.キャベツは2~3cm幅に切り耐熱容器に入れ、電子レンジ(500W)で3分加熱する。

2.(1)を水にさらしてからザルに上げ、水気を絞る。

3.ボウルに調味料を入れて混ぜ合わせ、(2)と細切りしたハムで和える。

すし飯不要&お手軽食材で時短ちらし

彩り豊かなちらし寿司は、ひな祭りのおもてなしに欠かせないご馳走ですが、混ぜ込む具材を準備したり、すし飯を作ったりと何かと準備が面倒ですよね。特にすし飯は炊いた白ご飯にすし酢をまわしかけ、うちわなどで仰ぎながら冷ましてツヤ出す必要があり、1人で準備するのはなかなか大変です。

今回ご紹介のレシピは、具材をご飯にのせてすし酢をまわしかけるだけ!すし飯の準備が不要なのでとても簡単です。酸味のきいた冷たいすし飯が苦手なお子さんでも、温かいご飯にほのかにすし酢の酸味が広がる程度なので食べやすいのもおすすめのポイントです。

具材はツナ缶とカニカマで、どちらもそのまま食べられる子どもにも人気のお手軽食材です。

前回の缶詰を活用したレシピ「とろみあんのおかず15分レシピ2選!スットク缶詰で手軽に温まろう」でもご紹介しましたが、ツナ缶は常温で保存できるのでストックしておくと何かと重宝できます。マヨネーズで和えるだけなので、準備も手間いらずですよ。

時短で出来る即席ちらし寿司ですが、トッピングにいくらやホタテ、角切りにしたマグロやサーモンなどのお刺身をのせれば豪華なご馳走にもなります。

残ったすし酢はマリネに活用

すし飯以外になかなかな使い道が思い浮かばないすし酢は、1本買っても冷蔵庫で余ってしまいがちですが、酸味と甘みがほどよく、酢の物やマリネに使えば味が簡単に決まって実は便利な調味料です。

今回はお子さんも食べやすい茹でキャベツとハムを和えました。生のままでは、モソモソして食べにくく感じるキャベツも茹でて柔らくすれば、口当たりも良くなり、かさもへってたくさん食べることができます。

粒マスタードはなくても良いですが、辛みはほとんど気にならず、風味がよくなるのでおすすめです。大人用ならもう少し多めに入れてお好み味に調整してみて下さいね。

ほかにもブロッコリーやプチトマト、またこれから春先にかけては新玉ねぎでも!甘酸っぱいマリネで野菜もたっぷり食べましょう。

まとめ

今回はすし酢を活用した即席ちらし寿司とマリネをご紹介しました。お手軽具材で、すし酢をまわしかけるだけの簡単ちらし寿司は、普段の晩ご飯にもおもてなしの1品にも使えますし、野菜がたっぷり食べられるマリネも覚えておくと重宝します。ぜひ試してみて下さいね。