家庭料理とパン教室講師・Delice Kitchenの山本ゆりこです。寒さが身にしみる季節になり、風邪をひきやすいですよね。ビタミンAをしっかり摂って粘膜を強化しウイルスの進入を防ぎ、ビタミンCを摂って温かい飲み物で体温を上げ、ウイルスに対する抵抗力を高めたいです。オムライスとスープの2品でしっかり栄養をとれる15分レシピをご紹介します。

マグカップひとつで超特急オムライス

【材料】(3人前)
卵 3個
塩 少々
炊いたご飯 3人分
トマトケチャップ 適量
ツナ缶(汁気をきったもの) 1缶
オリーブオイル 大さじ1
マヨネーズ 適量
パセリ 適量

【作り方】

  1. ボウルに卵を割り入れ、塩を入れてよくとく。
  2. 別のボウルに炊いたご飯・トマトケチャップ・ツナを入れよく混ぜる。
  3. マグカップに(2)を入れ、その上にマヨネーズを塗り、(1)を注ぐ。
  4. ふんわりとラップをし、600Wのレンジで5分加熱する。
  5. お好みでトマトケチャップとパセリを散らし完成。

煮込み時間5分!まるごと玉ねぎのあったかスープ

【材料】(3人前)
玉ねぎ(小) 3個
コンソメ 小さじ1
オリーブオイル 適量
ブラックペッパー 適量

【作り方】

  1. 耐熱容器に皮を剝いた玉ねぎを入れ、水をかけ600Wの電子レンジで5分加熱する。
  2. 鍋に300cc強の水を沸騰させ、(1)を入れ、蓋をして5分ほど中火で加熱する。
  3. 器に盛り、お好みでオリーブオイルとブラックペッパーを散らして完成。

油分の力で失敗なし!

ご飯の味付けと卵調理を別々に行うレシピが一般的ですが、今回は洗い物や手間をとことん省き、同時調理のレシピをお伝えしました。同時に加熱すると卵が沈んでしまいます。しかし、卵とご飯の間にピザ用チーズやマヨネーズなどの油脂分を挟むことで、見事に分離させることができます。

まるごと玉ねぎスープは、ベーコンなどの旨味のある肉をグリルし、ゆっくりと玉ねぎの甘さを出すため40分ほど煮込む必要があります。今回は、電子レンジを使い玉ねぎの細胞壁を壊して甘みを引き出し、加熱時間を大幅にカットします。帰宅して包丁を出す必要がないので、手軽に作っていただけます。

レンジを活用して時短!

低温でじっくりと加熱、美味しく作る料理の基本としての大前提とはいえ、仕事から帰宅し山ほどやることがあるためじっくり低温調理する時間はありません。電子レンジは庫内の水分が振動して熱を伝えていくため、野菜の細胞壁を壊し甘みを引き出してくれます。

時短活用としてだけでなく、歯ざわりはとろっと、さらに甘みを引き出す魔法の調理家電です。忙しいこの時期に、ぜひご活用ください。