キユーピーは、1歳半から3歳ごろを対象にしたレトルトパウチ入りの幼児食「やさいとなかよし」シリーズを6日から全国発売している。ゆでたパスタやうどんにあえるだけで、1食分の野菜を手軽に取ることができるもので、「ミートソース」=写真、「ナポリタン」「和風あんかけ」「彩り五目」の4品を展開する。80g税抜き190円、年間販売目標1億円(小売ベース)。

新発売する「やさいとなかよし」シリーズは、ベビーフードの次段階である、幼児向けレトルトパウチ入りソース。幼児期は味覚形成に関係が深い時期であることから、塩分に配慮し、手作り感のある優しい味わいに仕立てた。

着色料・保存料・香料不使用で野菜嫌いな幼児でも食べやすいように、1食分の野菜を小さく刻み、ソースにも溶け込ませた。幼児の野菜不足を気にする層に訴求する。

ベビーフードを卒業した幼児には、大人と同じ食べ物を食べさせることに抵抗がある一方、幼児の食事作りに時間をかけられない家庭も多い。近年、共働き世帯も増加し、幼児向け商品への要望が増加しているという。

同社では家庭の負担を軽減し、安心して食べられる幼児食を提供することで、毎日の子育てと幼児の健やかな成長を支援する。

展開するのは、肉とフォン・ド・ヴォーを加えて煮込んだ「ミートソース」、軟らかく仕上げた鶏肉を加え、ケチャップと隠し味のリンゴで甘めに煮込んだ「ナポリタン」、1食分の野菜とサケを一緒に煮込み、和風に仕上げた「和風あんかけ」、軟らかく仕上げた鶏肉を一緒に煮込み、ごま油を利かせて中華風に仕上げた「彩り五目」の4品。パスタやうどんにあえるだけで、幼児に人気の麺メニューが簡単に作れ、温めずにそのままでも使える。

◇日本食糧新聞の2019年9月23日号の記事を転載しました。