高速道サービスエリアで乳児用液体ミルクを販売 子連れ旅行をサポート
粉ミルクと同様の成分で、調乳せずに容器開封後すぐに飲ませることができる乳児用液体ミルクの販売が、西日本高速道路(NEXCO西日本)管内のサービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)でスタートした。
西日本高速道路サービス・ホールディングス西日本ロジスティックスが13日から、江崎グリコの「アイクレオ 赤ちゃんミルク」と、明治の「明治ほほえみ らくらくミルク」=写真=の取り扱いを開始した。
秋の行楽シーズンを前に、日本の大動脈である高速道路のSA・PAで購入可能となることで、子ども連れの利用者の利便性をサポートすることに加え、災害時の防災拠点として、非常用食品用途など、活用の幅が広がりそうだ。
今回販売を開始するのは、「アイクレオ赤ちゃんミルク」が60ヵ所、「明治ほほえみ らくらくミルク」が47ヵ所。液体ミルクは車の移動中でも哺乳瓶への移し替えですぐに飲ませることができることから、秋の行楽シーズンでの活用が期待される。
また、関西・中国・四国・九州・沖縄で高速道路などを管理するNEXCO西日本は、SA・PAの変革を推進しており、「授乳専用個室」の設置やベビールームの拡充など、子ども連れのファミリー層が使いやすい施設作りを進めている。
激甚災害にも対応できる体制作りにも着手しており、防災備蓄整備も合わせて推進。防災・子育て拠点としての機能強化を目指していることから、液体ミルクを採用した。
江崎グリコの「アイクレオ 赤ちゃんミルク」は、無菌パック製法を採用し、常温で6ヵ月間保存が可能。最近では、北海道内の「道の駅」での販売もスタートし、順次拡大を予定している。
明治の「明治ほほえみ らくらくミルク」は、耐久性の高いスチール缶を採用し、賞味期限1年間を実現。スーパーマーケットや駅構内コンビニなど取扱店舗も順調に増加している。
◇日本食糧新聞の2019年9月20日号の記事を転載しました。
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