コカ・コーラシステムは、特定保健用食品(トクホ)「スプライト エクストラ」を全国で新たに投入している。同品は、透明炭酸飲料「スプライト」のトクホ製品で、食事から摂取した脂肪の吸収を抑え、食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする関与成分の「難消化性デキストリン」(食物繊維)を配合し、カロリーゼロが特徴となる。

3月に投入した「コカ・コーラ プラス」に続く、トクホ炭酸飲料として、トクホ飲料のポートフォリオ強化を図り、トクホ飲料市場拡大の新たな選択肢として、展開していく。

島岡芳和マーケティング本部炭酸カテゴリーフレーバー炭酸グループディレクターは「トクホや機能性表示食品の開発ビジョンとして、機能はもちろんのこと、おいしさにもこだわった製品開発を行っている。今春、導入した『コカ・コーラ プラス』は、トクホ炭酸飲料ユーザー以外の、新たなユーザーを獲得することができた上に、前期比で、1.6倍と伸長するトクホ炭酸飲料市場に貢献できたのではないか、と思っている。出荷本数も計画に対して、2桁増を記録するなど、順調な推移となっている今、トクホ炭酸市場のさらなる活性化や同市場でのリーダーシップを発揮するため、『スプライト エクストラ』を投入する」と語る。

同品は、肌の露出が高まる夏に向けて、カロリー摂取量や体型が気になる20~30代の潜在的なニーズに対応し、展開していく。

「『コカ・コーラ プラス』は40代以上の支持を得て伸長しており、『スプライト エクストラ』は体型が気になる20~30代の男女に訴求提案を行うことで、トクホ飲料市場に新たな選択肢の提案を行っていく。加えて『スプライト』ブランドが守り続けている透明な液色や爽快な味わいなど、おいしさにもこだわり、食事によく合う爽やかなレモンライムフレーバーを施している」(島岡ディレクター)。

健康感や信頼感を想起させる白いパッケージにブランドカラーの緑を配色しており「コカ・コーラ プラス」と並んだ時の親和性を感じさせるシンプルでスタイリッシュなデザインを施している。

“爽快トクホアンバサダー”として、モデル・タレントのダレノガレ明美が就任し、同品の魅力を伝えていく意向だ。

爽快な「スプライト」にトクホの機能が加わった「飛び抜けた(エクストラ)スプライト」のネーミング通り、今夏のトクホ炭酸飲料市場で、飛び抜けた存在を目指しながら、年間を通じて、楽しい食事シーンでの飲用を目指し、取り組んでいく。

◇日本食糧新聞の2017年6月23日号の記事を転載しました。