キッズ食育マスタートレーナーの松野文枝です。子どもたちのお手伝いはすごく難しく考えられる方も多いのですが、実は子どもたちは簡単なことだけでも、しっかりお手伝いをしたという気持ちになれるものです。今回は子どもたちだけでもできるお手伝いサラダをご紹介します。
サラダ作りは下準備さえしておけば、意外と小さなお子様でもできる作業ばかりです。ママのお手伝いをしているという気持ちも生まれ、一生懸命作ってくれますよ。完成度の高さなんて求めなくていい…子どもたちのやる気にお任せして作ってもらいましょう。

ちぎって型抜き!かわいくてカラフルなお手伝いサラダ

包丁を使わなくてもできるサラダ作りは、お手伝いにおススメです。ちぎって! 型抜きして! まぜて! 自分で作ったという達成感を得られ、野菜嫌いのお子様でも「食べてみよう」という気持ちにつながるかもしれません。

カラフルな食材を用意しておけば、子どもたちの大好きなかわいくてカラフルなお手伝いサラダの出来上がりです。

【材料】(4人分)
レタス 4枚
きゅうり 1本
パプリカ(赤、黄) 各1/4個
ハム 2枚
スライスチーズ 2枚
ミニトマト 4個

ポン酢 少々

【下準備】
野菜は洗い、子どもたちが材料を作業しやすいように準備する。

【作り方】
1.レタスはサラダスピナーで水分をしっかり取ってから、食べやすい大きさにちぎる。

2.きゅうりはピーラーで削る。

※小さなお子様の場合は、まな板において軍手をして作業することをおすすめします。

3.パプリカ、チーズ、ハムは型抜きをする。

4.子どもたちが好きなように盛り付ける。食べるときにポン酢を少しかけていただく。

ケーキみたい!お手伝いポテトサラダ

【材料】(4人分)
ジャガイモ 2~3個(400g)
きゅうり 1/2本
コーン 20g
ハム 3枚(飾り用1枚)
ミニトマト 8個

玉ねぎみじん切り 大さじ2
☆マヨネーズ 大さじ2~3
☆牛乳 大さじ1
☆コンソメ 小さじ1/2
☆塩 小さじ1/2
☆こしょう 少々

【下準備】
1.ジャガイモは皮をむき半分に切って2cmくらいの半月切りにして水からゆで、やわらかくなったら、水気を切り大きめのボウルに入れる。
2.きゅうりは薄い輪切りにし、塩を少々かけ置いておき、しんなりしたら水気を切っておく。
3.ハム2枚は1cm角切りにする。
4.玉ねぎは細かいみじん切りにして、☆と合わせておく。
5.ミニトマトは洗って4個はそのまま。残りを半分に切っておく。

下準備しておけばあとは子どもたちにおまかせ!

【作り方】
1.ジャガイモをマッシャーや麺棒で潰す。

※熱いうちに潰すのでサポートしてください。

2.材料を全部入れて混ぜる。
3.ハムの型を抜く。

4.型に入れて盛り付け、子どもたちの好きなように飾りつける。

ママの褒め言葉が「食べてみようかな」の気持ちにつながります

子どもたちと一緒に食べる時間は期間限定だから、「食べてみようかな」と思える食卓を作りましょう。子どもたちの食で悩んでいるママたちはたくさんいます。実は食は子どもたちの身体を育むだけではなく、食卓を通して心も育んでいきます。食卓を一緒に囲む中で子どもたちはさまざまなことを学び、愛されていることも感じています。

当たり前のようなこの時間は期間限定。子どもたちの塾や習い事が始まると難しくなりますから、いま一緒に食べられる時間を大切にしてほしいなぁと思います。仕事と子育てで忙しいママたちだからこそ、子どもたちを即戦力として頼りにしてみませんか?

お手伝いもハードルを上げてしまうと、難しくなりますから、今回のサラダ作りなど、手軽にできることから始めてみましょう。ちぎるだけ潰すだけの作業でも、子どもたちは自分で作ったという気持ちになり達成感を感じられます。

そして、一緒に食べる時には、お子様に「作ってくれてありがとう」と「おいしいね」と心から伝えましょう。ママに褒められた記憶はお子様の心に刻まれ、「作ることは楽しいね」「一緒に食べるとおいしいね」という気持ちが生まれ、「食べてみようかな」の気持ちに変わるかもしれません。

子どもたちと囲む食卓が笑顔で包まれますように…子育てしているママたちを応援しています。