さっぱりしている鶏むね肉に片栗粉やマヨネーズを合わすことで、しっとりした口当たりになります。そこに合わせるのは苦手な子もいるきのこ!今回は比較的クセのないエリンギ、しめじを使い、マヨ味噌味で好きなお肉と一緒にご飯にのせるどんぶりレシピです。きのこ嫌いさんも思わず食べてしまうかもしれませんよ。きのこ嫌い克服のポイントやきのこの取り扱いにも触れていますので、是非作ってみてくださいね。

しっとり・こってり!鶏むね肉ときのこのマヨ味噌丼

【材料】(4人分)
鶏むね肉 2枚(400g)

★マヨネーズ 大さじ1
★味噌 大さじ2
★ニンニクチューブ 5cm
★片栗粉 大さじ2

エリンギ 1本
しめじ 1/2パック
塩 ひとつまみ

レタス 2枚
プチトマト 8個

有塩バター 15g
サラダ油 大さじ1

◎醤油 大さじ1弱
◎みりん 大さじ1
◎酒 大さじ1
◎砂糖 小さじ1

ごはん 4人分

※味噌とマヨネーズで味が付いていますので、醤油の量は調整してくださいね。

【作り方】
1. 鶏むね肉は、薄くしてから、小さめ一口大のそぎ切りにする。ポリ袋に入れて★を入れてよく揉んで下味をつける。

2. きのこ類は石づきを切り落とし、小さく薄く切る。レタスは食べやすい大きさにちぎる。プチトマトは半分に切る。

3. フライパンにバターを溶かし、エリンギとしめじと塩を入れて強めの火加減で香りが出るまで触らずに、香りがたったら、ひっくり返しカリッとなるまで炒め取り出す。

4.同じフライパンにサラダ油を入れて、(1)の鶏むね肉を入れて両面焼く。(3)のきのこを加え混ぜ、◎の調味料加え全体を混ぜる。

5.ご飯を器に盛り、レタス・プチトマト(4)をのせて完成。

子どものきのこ嫌い克服5つのポイント

子どもたちの嫌いな理由は、見た目、におい、ぐにゅとした食感などさまざまです。そこで今回は調理の中にきのこ嫌いを克服するポイントを詰め込みました。

きのこの見た目を変える

今回は比較的クセのない白っぽいエリンギやしめじを利用して、それを薄く、小さく切って使います。しめじも子どもたちにとっては、大きく感じる場合があるので、小さく切って使います。

きのこのにおいを抑える

味噌やマヨネーズなどの味でにおいをカバーしています。子どもたちが生の状態でのきのこのにおいを嗅がないようにしてくださいね。

食感は下ごしらえにもポイントが

きのこを水で洗ったり、水につけて置いたりしていませんか?今回使用するエリンギやしめじなどスーパーで売られているきのこは、室内の衛生的な環境で管理、栽培されパッケージしてから出荷されるので、洗う必要がありません。

洗うことできのこは水っぽくなってしまい、栄養やうまみも流れ出てしまいますし、子どもたちの苦手なぐにゅとした食感になりがちです。洗わずに強めの火加減でカリッと仕上げることで食感をカバーしています。

好きなものと一緒に調理する

きのこを隠さずに子どもたちの好きなお肉と一緒に調理していますので、食べてみようという気持ちに働きかけて「食べられた」という成功体験につなげることが出来ます。

大人が先に味見をする

最近のきのこはずいぶん味が淡泊になっているような気がしますが、種類、メーカーによって味も違うので、お子様が食べる前に必ず大人が味見をしてみてくださいね。

【働くママへのエール】今が嫌いでもきっと食べられるようになるその日まで

我が子は、大好きだったしめじが、たまたま給食で食べたら苦かったと、大好きから大嫌いになった経験があります。それから、あの手この手で我が子のきのこ嫌い克服のチャレンジをしてきました。

特にしめじは、恐怖の食べ物になってしまっていたので、さまざまな工夫をしてきました。大人にとって小さくても、お子様の口のサイズで考えると大きかったりしますから、小さくしたり、かさの部分が入らないようにしたり、隠さず出し続けた結果、我が子はまた食べられるようになりました。

お子様からきのこを遠ざけるのではなく、お手伝いしやすい食材でもあるので身近にきのこを感じられる環境を作り、お子様との美味しい時間を楽しんでみてくださいね。

私は子育てしているママ達を応援しています。

(キッズ食育マスタートレーナー 松野文枝 @mamafumu