忙しい日々のお助けアイテム「常備菜」。冷蔵庫を開けて、とりあえずすぐに食べられる一品があると、忙しい毎日にも少し余裕ができるものですよね。でも毎日同じ味だと飽きてしまうし、放っておくとダメにしてしまう。そして冷凍すると忘れてしまう。
今回は、そんな常備菜を上手に食べ切るリメイク術をご紹介します。ちょっと手を加えれば別の料理に変身! 定番の「きんぴらごぼう」をリメイクしてみましょう。

「基本のきんぴらごぼう」の作り方

【材料】(作りやすい分量)
ごぼう 1本(250g)
にんじん 1本(250g)
ごま油 大さじ1
酒 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
白炒りごま 大さじ2

【作り方】

1.ごぼうとにんじんは、長さ5cmの千切りにし、ごぼうはサッと水にくぐらせて水を切る。

2.よく熱したフライパンにごま油をひき、(1)を中火で炒める。

3.酒としょうゆを回しかけ、よく炒め合わせる。

4.フタをして弱火にし、ときどき混ぜながら炒め煮する。

5.汁気がなくなったら白ごまをふりかけ、中火で混ぜ合わせ照りを出す。

完成! 一度冷ますと味がしっかりしみて、いっそうおいしくなりますよ。

<POINT!>
・野菜は同じ長さに切りそろえると、食感がよくなります。
・最後に中火で炒めることで、照りがでておいしそうになります。

さて、ここからはリメイク術をご紹介します。朝食からお弁当、夕食まで活用しますよ! すでに味付けしてあるので、ちょっと手を加えるだけでOK。あっという間に別の1品になります。

きんぴらサラダ 朝食に!マヨネーズをプラスするだけ

まずは翌朝の朝食に欠かせないサラダを作りましょう。

【材料】
基本のきんぴらごぼう 適量
レタス 適量
マヨネーズ 適量

【作り方】
基本のきんぴらごぼうにマヨネーズを足して混ぜたら、レタスにのせてできあがり。あっという間に一品です。

きんぴらおにぎり お弁当で大活躍!

次はお弁当に活用しましょう。栄養満点おにぎりのできあがりです。

【材料】
基本のきんぴらごぼう 適量
ごはん 適量
塩 適量

【作り方】
基本のきんぴらごぼうをみじん切りにしてご飯に混ぜ、塩むすびにする。

きんぴら肉巻き ボリューム満点の夕食に!

そして、夕食の一品に。昨日の副菜がメイン料理に変身しました!

【材料】
基本のきんぴらごぼう 適量
豚ロース肉 適量
塩 適量
こしょう 適量

【作り方】
基本のきんぴらごぼうを豚ロース肉で巻いて、塩こしょうしたらフライパンでこんがり焼くだけ。

きんぴら焼きそば 具材にして使い切り!

それでも余っていたら、焼きそばの具として使い切りましょう。

【材料】
基本のきんぴらごぼう 適量
豚バラ肉 適量
焼きそば 適量
塩 適量
こしょう 適量

【作り方】
豚バラ肉に塩こしょうしたらフライパンで焼き、基本のきんぴらごぼうと焼きそばと一緒に炒め合わせてできあがり! お好みで七味とうがらしをかけてピリ辛にすれば食欲も増しますよ。

常備菜は時短と節約の強い味方!

外食やお弁当の日が続くと、体って疲れてしまいますよね。かといって、毎日献立を考えて料理するのも大変。そんなときの強い味方が常備菜です。常備菜とは「きんぴらごぼう」や「切り干し大根」など保存のきく作り置きのおかずのこと。

時間のあるときに作って保存しておけば、あとは食卓に並べるだけで1品になります。また、特売で大量買いしたときにも大活躍。無駄なく使うことができるので、時短だけでなく節約にもなります。

作り置きといえば「冷凍」というイメージもありますが、筆者は冷凍庫に食材を入れると大抵「あれ? これいつのだっけ?」と無駄にしてしまいます。かといって、「○月○日」とラベリングするなどという余裕もないので、常備菜は数日で食べ切るのが常です。

ただ、同じ常備菜が続けて食卓に出てくると、「まだなくならないのか…」と残念な気持ちになることも多いので、少しずつ形を変えて味変させ、飽きずに食べられる工夫をしています。今回はそんな、常備菜を飽きずに数日で食べ切る方法をご紹介しました。

まとめ

いかがでしたか? 今回は、形と味を少しだけ変えることで、常備菜を飽きることなく食べきるリメイク術をご紹介しました。常備菜を活用すれば、ちょっとした工夫でおいしい食卓をキープすることができます。

夏休み、三食用意するのは大変だけど、健康のためにもできるだけごはんは手作りしたい! そんな忙しいお母さん、夏休みはきんぴらごぼうのリメイクレシピで乗り切りましょう!