こんにちは。福岡から健康情報をお届けしている管理栄養士の大山加奈惠です。自宅でパーティーを楽しむ際に、オードブル、メイン、サラダなどは、簡単でも見た目もいい盛り付けができますが、意外と地味になりやすいのが、ご飯や麺などの主食料理。おにぎりだとシンプルすぎる、麺料理を一皿に盛り付けるとセンスがない感じになってしまう。
そこでお勧めの主食料理がお寿司です。わざわざお寿司を作るのは面倒くさそうと思うかもしれませんが、すし酢、いなり揚げを使えば、15分でかわいいお寿司が出来上がります。今回はパーティーを盛り上げる簡単お寿司レシピを2つご紹介します。

これからの時期、食中毒予防にもお寿司はオススメ

だいぶ暖かくなり、これからの季節に怖いのが、食中毒です。酢飯を作るときに使うお酢、砂糖、食塩には、それぞれ保存効果があるのをご存知ですか?

その中でもお酢の殺菌パワーが強いのは、主成分である酢酸の力です。微生物はpH7前後の中性で繁殖しやすいのですが、お酢をご飯に混ぜるとpH値が下がって酸性になります。

主食のお寿司はパーティーの最後に食べることが多いので、作ってから少し時間が経ってしまいますよね。食中毒の予防という意味でも、パーティーの一品にお寿司料理を準備することはオススメです。

そこで、とっても簡単、15分でできるパーティー向けのお寿司を2つご紹介します。どちらも一口サイズのお寿司なので、子どもさんが多い時にもお勧めです。見た目がかわいいので、普段はあまりご飯の入らないお子さんもパクパク食べてくれますよ♪

かわいい鬼さん海苔巻き

中に巻く具材は、子どもが好きな魚肉ソーセージときゅうりだけ。初めての海苔巻きを作る人にもとっても作りやすいのがポイントです。きゅうりで鬼の角を、ケチャップでほっぺたを作れば、かわいい鬼さんが簡単に作れますよ。

【材料】(1本分)
すし飯 200g
魚肉ソーセージ 1本
きゅうり 1/6本
海苔 1枚
スライスチーズ 適量
コーン 適量
ケチャップ 適量
飾り用海苔 適量

【作り方】

  1. 炊きたてのご飯に「すし酢」を混ぜ合わせ、すし飯を作る。
  2. きゅうりを三角に切る。
  3. 巻きすに焼きのりをのせて、奥3cmあけて、すし飯を均等に広げる。手前にきゅうり、魚肉ソーセージをのせて、包むように巻き、しっかり押さえる。きゅうりの部分を上にして、形を丸く整える。
  4. 海苔パンチで、鬼のパーツを作る。
  5. 濡らした包丁で、お好みの長さに切る。
  6. ソーセージを顔にみたて、海苔、コーン、チーズなどで顔を作る。ケチャップでほっぺたを作る。

オープンいなり すき焼き風&アボカドカニカマサラダ

具材が見えるオープンいなりは、とってもかわいくてパーティーに華を添えてくれます。いなり揚げは市販のものを使うので、すし飯を詰めて上に具材を盛り付けるだけ。凝ったように見えるけど、お料理上手に見えるし、味付け不要なのも嬉しい簡単お寿司です。

【材料】(4個分)
すし飯 100g
いなり揚げ(市販) 2枚
牛肉 1枚
塩・こしょう 少々
サラダ油  適量
うずらの卵 2個
アボカド 1/8個
カニカマ 1本
マヨネーズ 小さじ1

【作り方】

  1. 器にほぐしたカニカマ、マヨネーズを加えて、よく混ぜる。アボカドは皮と種を除き、薄くスライスする。いなり揚げは半分に切る。すし飯は4等分にして、軽く丸めておく。
  2. フライパンにサラダ油をひき、3cmに切った牛肉を焼く。塩、こしょうをふる。
  3. いなり揚げにすし飯を入れる。1枚分(2個分)には(2)の牛肉を乗せ、真ん中にうずら卵の黄身をのせる。残りの2個分には、アボカドを並べて、上に(1)のカニカマをのせる。