管理栄養士ライターのゆきです。新年度が始まり、勤務先で異動があったり、お子さんが進学されたりと家族みんなが新しい環境に慣れていく季節ですね。慣れない環境に憂鬱になる時もあるかと思います。今日はいわゆる五月病でちょっと疲れてしまった時にぴったりな甘夏レシピをご紹介します。

ストレスはビタミンCを消費する

からだは物理的、精神的ストレスを感じるとそれに対抗するためのホルモンをたくさん分泌します。人はこれによって血圧や血糖値を上げてストレスと戦おうとするのですが、このホルモンを作る際にビタミンCを多く消費してしまうのです。

ビタミンCは野菜や果物で補わなくてはならないのですが、熱に弱く水にさらすと流れ出てしまう性質をもつので、生野菜をそのままサラダにしたり、生の果物を食べたりすることがおすすめです。特に旬の野菜は栄養価が高いので積極的に摂りたいところです。

生の果物は糖分も多いので食べ過ぎには気をつけてくださいね。今回ご紹介する甘夏もビタミンCが多く含まれる食材のひとつです。甘夏の香りにはリラックス効果もあるので心もからだも癒してくれますよ。

甘夏とツナのパンサラダ

【材料】(2人分)
甘夏 1/2個
ツナ缶  1缶
サラダ用カット野菜  1袋
バケット  2切 (小さいものなら4切)
オリーブオイル  大さじ2
バルサミコ酢  大さじ1
醤油  小さじ1
塩  少々
こしょう  少々

【作り方】
1.パンを食べやすい大きさにちぎり、オリーブオイルをひいたフライパンで焼き目をつける。

2.ボウルにカット野菜、ツナ、オリーブオイル、バルサミコ酢、醤油、塩、こしょうを加えて混ぜ合わせる。

3.甘夏の果肉と(1)のパンを(2)に加える。

甘夏の果肉は写真のようにスプーンでくり抜けば簡単に取り出せます。この時はさっと和える程度で混ぜすぎないようにしてください。

4.皿に盛り付けて出来上がり。

ムニエルやハンバーグなど洋食献立の付け合わせにぴったりです。パンが入っているので主食にもなり、ご飯を炊かずに済みます。甘夏が入ることで明るく爽やかなサラダになり、食欲がなくても食べやすいですよ。

甘夏のホットティー

新しい季節は慣れないお仕事をして帰ってからごはんを作るママも大変です。そんなちょっとひと息したいママにおススメなのが甘夏の香りでリラックスできるホットティーです。

【材料】(1人分)
甘夏 1cmの輪切り 1切
ティーバッグ  1袋
グラニュー糖 スティック 1本(5g)

【作り方】
1.甘夏をカットする。

2.カップに(1)を入れてグラニュー糖を上からまぶして馴染ませる。

3.(2)にティーバッグを入れ、熱湯を注いで出来上がり。

温かいものがお腹に入るとホッとします。ぜひお試しください。