管理栄養士の矢崎海里です。もうすぐこどもの日ですね。男の子のいるご家庭では、鯉のぼりやかぶとを飾っている方もいるのではないでしょうか。出世魚として知られる「ぶり」も、こどもの日にゆかりのある食材です。
今年は大型連休でお休みの方も多いかと思いますが、お出かけから帰宅してもパパっと作れる、子どもも喜ぶ「ぶり」レシピを2つご紹介します。

ぶりのはちみつ味噌漬け丼

ぶりというと、照り焼きやぶり大根のイメージが強く、お祝い感は出ますが、こどもが喜ぶメニューかというと、ちょっと微妙…? でも、お寿司が好き! というお子さんなら、このメニューは気に入ってくれますよ。

しょうゆでシンプルに漬けたぶりの漬け丼もおいしいですが、はちみつの優しい甘みで漬けた味噌漬けも相性抜群です。

【材料】(2人分)
ぶりの切り身(刺身用) 10切れ
★液体味噌 大さじ1と1/2
★はちみつ 大さじ1
万能ねぎ 少々
ごはん 2膳

【作り方】
1.★の調味料を混ぜておく。液体味噌ではなく普通の味噌を使う場合、酒やみりんで硬さを調節してください
2.ぶりをビニール袋に入れ、(1)の調味料を入れ、30分漬ける
※漬けすぎるとしょっぱくなってしまうこともあるのでご注意ください
3.万能ねぎは小口切りにする。
4.ごはんに漬けたぶりを盛り、万能ねぎを散らし、完成。

ある企業によると、ブリやハマチは好きなお寿司のネタランキングで第3位に入る人気ぶり。養殖も盛んで一年中おいしいので、丼の他にもマリネや手巻き寿司などで楽しめますね。

参考資料:
マルハニチロ、「回転寿司に関する消費者実態調査2017」(PDF)

ぶりとズッキーニのブルスケッタ

【材料】(2人分)
ぶり 1切れ
ズッキーニ 1/3本
ミニトマト 5個
オリーブオイル 大さじ3
にんにく 1かけ
ハーブソルト 大さじ1/2
バケット 4~6枚

【作り方】
1.ぶりは水気をよく拭き取り、1cm角に切る。
2.ズッキーニは1cm角、ミニトマトは4等分する。

3.にんにくをみじん切りにし、オリーブオイルとともにフライパンに入れ加熱する。
4.香りが出たらぶり・ズッキーニを入れ、炒める。
5.ぶりに火が通ったらトマトを入れ、ハーブソルト(なければお好きなハーブと塩)で味をつけ、火を止める。
6.バケットをトースターで軽く焦げ目が付くまで焼いておく。
7.バケットにのせて完成。

青魚は生臭さが出やすく、苦手なお子さんも多いかと思いますが、DHAやEPAが豊富に含まれています。特にDHAを摂ることで、脳の発育に効果があるとされていて、まさに栄養学的にも子どもの成長を願う「こどもの日」にぴったり♪ 日本古来の行事、おいしく食べてお祝いしましょう。