熊本に希望と元気を! ナポリタン日本一に輝く【ナポリタンスタジアム2017】
カゴメが主催する実食イベント「ナポリタンスタジアム2017」が5月13、14日の2日間、東京スカイツリータウンスカイアリーナに全国9エリアの地方大会を勝ち抜いた9店舗が集結。個性豊かな絶品ナポリタンを掲げてナポリタン日本一の座を競った。
初日はあいにくの悪天候ながらも2日間で1万2838食を提供。事前のWeb投票と会場の実食者(一皿500円)による投票の結果、九州大会代表・レッフェル流通団地店「熊本の希望 あか牛ととろとろチーズのフォンデュ DE ナポリタン」がグランプリに輝いた。
全国から個性派絶品ナポリタンが集結
「ナポリタンスタジアム」は2013年横浜大会に続く4年ぶり第2回目の開催。第1回は、喫茶店メニューとして親しまれた日本生まれ日本育ちのイタリアンとしてナポリタンブームが再燃していた時期で、出場店舗のメニューは王道ナポリタンが主流を占めた。
それから4年、ナポリタンは進化を遂げ、さらに「∞(無限大)」の進化の可能性を秘めたメニューとしてカフェ、洋食店だけでなく、居酒屋までと幅広い業態に広がった。会場は、ファミリー、カップルなど老若男女が集い、お好みのナポリタンを求めて行列ができる熱気に包まれ、あらためて日本の国民食「ナポリタン」と創業以来、家庭の食卓に外食にと日本の洋食文化をリードしてきたカゴメケチャップのおいしさを印象付けた。
グランプリを獲得したレッフェル流通団地店・宮本祥次店長は「2年前のオムライススタジアムはグランプリを獲得できず、悔しい思いをした。今回は絶対に日本一に輝くと決意して臨んだ。熊本地震以後、まだ暗い話題が多い、熊本の方々に明るいニュースが届けられる」と喜びを語った。
<グランプリ>熊本の希望 あか牛ととろとろチーズのフォンデュ DE ナポリタン(レッフェル流通団地店、熊本市南区)
ステーキ、ハンバーグがメーンの同店が新たに開発したメニュー。九州大会後に提供を開始し、1日30食を販売する看板メニューとなっている。ケチャップの風味豊かな、昔懐かしい味付けの麺に、玉ネギ、ピーマン、自家製ハムを加えた。さらにグループ会社が保有する牧場産のあか牛を12時間ことことと煮込み、ジャージー牛の乳から作った特製チーズソースをトッピングしたコクとまろやかさが絶品。特別賞(ふるさと賞)同時受賞。
<準グランプリ>トロトロ玉子のナポリタン ハンバーグON(洋食のことこと屋、愛知県長久手市)
年配者には懐かしく、若者には新しいレトロな横浜感を感じさせる太麺に神奈川県各地のおいしい野菜をふんだんに使用。さらにオリーブの実、アンチョビやバジル、オレガノなどのハーブを加えた、本格派。
<特別賞(アイディア賞)>函館イカナポリタンブラック(Caldo Calcio〈カルドカルチョ〉、北海道函館市)
「真っ黒なのにナポリタン」というナポリタンの常識を覆すナポリタン。麺はモチモチ食感の生パスタを使用し、具材に函館近隣のイカと野菜を使用した地産地消の一品。
<特別賞(バリュー賞)>インドリタン(スパゲティハウス ニューチャーリー、福島市曽根田町)
自慢のモチモチ太麺のナポリタンと、ひき肉たっぷりのオリジナルインドカレー夢の最強タッグ。コメは福島県産「天のつぶ」、トッピングには地元飯坂温泉名物「ラヂウム卵」を使用。
<Web賞>イタリア直送! 18ヶ月熟成生ハムのチーズたっぷり贅沢ナポリタン(KICHIRI、大阪市中央区)
イタリア直輸入の生ハムをふんだんに盛り付け。イタリア産エクストラバージンオリーブオイルを使用し、上質な味わい。生麺の表と裏で焼き方を変える工夫がしてあり、食感の違いが楽しめる。
<特別賞(スタッフ賞)>安曇野林檎ナポリタン(食事処 美里、長野県安曇野市)
安曇野市ならではの個性派ナポリタン。リンゴバターに、紅玉のジャム、シナモン、千切り状の安曇野産リンゴとモッツアレラチーズを混ぜて食べるスイーツ風ナポリタン。
<特別賞(フォトジェニック賞)>能登の食材を煮込んだミートソース版ナポリタン(洋食とデザートのお店 ミエル、石川県河北郡)
ニンジン、大根といった能登野菜が紫、黄、オレンジ、白などジュエリーのようにカラフルに彩る。ソースは能登豚の粗びきばら肉と能登野菜をじっくり煮込んだミートソースを使用。
◇外食レストラン新聞の2017年6月5日号の記事を転載しました。
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