薬膳のモッチーママです。今回はすっごくシンプルだけど、免疫力を高めて、ストレスを和らげるのに効果的なビタミンCタップリのじゃが芋の簡単サラダです。フライドポテトなどのイメージが強くてじゃが芋は高カロリーと思っていらっしゃいませんか?
実はご飯やさつま芋よりもカロリーが低いようです。しかもじゃが芋のビタミンCは、じゃが芋が含むでんぷん質に守られているので、加熱しても損失が少ないのですね。

菜種油で炒めるだけ!

新じゃがは癖のないシンプルな芋類なので、オリーブオイルでは香りが少しきついかなあと思うのです。そのため菜種油がおすすめ。ぜひ、食べ比べてみてくださいね。

【材料】(4人分)
新じゃが 4個
木綿豆腐 半丁
菜種油 大さじ2.5
塩コショウ 小さじ2

【作り方】
1.新じゃがはブラシでよく洗い、4個とも薄切りスライサーでスライスする。

2.スライスした新じゃがを水でサッと洗って水気を切ったら、フライパンに菜種油大さじ2.5と新じゃがを加えて中火で炒める。

3.4~5分炒めたら塩コショウをして木綿豆腐をつぶしながら加える。

4.木綿豆腐に火が通ったら出来上がり。

じゃが芋の固さや塩コショウは、お好みで仕上げてくださいね。私は固めのシャリシャリしている感じが大好きです。いただくときに、お醤油やマヨネーズを少しかけてもおいしく召し上がれます。

ところで、じゃが芋は水に漬けてアク抜きをしますが、アク抜きをしないと身体に悪い影響が出るということではありません。煮込み料理などは、切ってそのまま使ってかまいません。

じゃが芋は水に漬けなかった場合、茶色くなるなど見た目の問題と、炒めた時にでんぷん同士がくっつなかないようにするため、またじゃが芋の成分のタンニンなどにより味に多少えぐみなどが出ることもありますので、スライスしたじゃが芋を洗うのは、その時の料理によっておいしくいただくためにあるのですね。

栄養がつまったじゃがいも

じゃがいもの主成分はでんぷん(炭水化物)ですが、肌にハリやツヤを与えるビタミンCやビタミンB群、そしてミネラルをはじめ、驚くほどさまざまな栄養がつまった優秀な芋類です。またむくみを改善するカリウムも豊富です。

特にビタミンCの含有量はとっても豊富で、でんぷん質に保護されて、ゆでたり炒めたりの加熱調理に強いので夏バテ対策にも効果的で、低カロリー。栄養価の高い、ヘルシー食材なのですね^^。さらにビタミンCはストレスに対抗する作用を持つ副腎皮質ホルモンの合成を促す働きがあるためストレス対策に効果が期待できるようです。

そしてポリフェノールの一種クロロゲン酸もたっぷりと含まれています。クロロゲン酸は、じゃが芋の皮に多く含まれており、強い抗酸化作用のある栄養成分で、コーヒーやごぼうなどにも多く含まれています。がん予防や老化防止、糖尿病予防に効果があるとされています。

今回のお料理のように、よく洗って皮も一緒に召し上がってくださいね^^「皮と実の間に栄養がある」のですから。

ところで、主なじゃがいもの種類である男爵とメークインは用途で使い分けることができますね。ホクホク男爵は粉ふき芋やコロッケに。粘りのメークインはカレーやシチュー、おでん、肉じゃがと覚えておくとよいですね~(^0_0^)/