管理栄養士の矢崎海里です。皆さん、ヨーグルトはどんなふうに食べていますか? ジャムやフルーツ、グラノーラなどなんにでも合い、朝食代わりにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそんなヨーグルトをもっとおいしくする「ヨーグルトのドライフルーツ漬け」をご紹介します。まだ固い果物を食べられないお子さんの離乳食にもぴったりですよ!

漬けることですごい効果が

「ヨーグルトのドライフルーツ漬け」とは、その名のとおりヨーグルトにドライフルーツを漬けたものです。そのまま混ぜるだけでもおいしいですが、漬けることですごい効果があるのです!

その効果とは…

  • ドライフルーツがヨーグルトの水分を吸ってプルプルに!
  • ヨーグルトの水分が抜けて濃厚ギリシャヨーグルト風に♪

この「ヨーグルトのドライフルーツ漬け」、私は大好きでかれこれ7年ほど食べ続けています。発酵食品のヨーグルト×ドライフルーツの食物繊維で、便秘知らず。

そもそもこの食べ方を知ったのは、学生時代の栄養科での授業。1歳を超えてからの離乳食(離乳食完了期)のおすすめレシピとして習いました。

そのままだと食べにくいドライフルーツも、細かく刻んでヨーグルトに漬ければプルプルで子どもでも食べやすくなります。また、ドライフルーツの甘みもヨーグルトに移るので、余分な糖分も不要なのも嬉しいポイントです。

ヨーグルトのドライフルーツ漬けレシピ

【材料】(作りやすい分量)
ヨーグルト 1パック
お好みのドライフルーツ 適量

【作り方】
1.ドライフルーツは食べやすい大きさに刻む。
※今回はマンゴーを使いました。ドライフルーツは砂糖不使用、オイルコーティングのないものを選びましょう。

2.ヨーグルトに入れ、かき混ぜる。

3.一晩置き、完成。

こちらが一晩漬けた後の状態です。水分が減って、スプーンで混ぜた感覚も重くなっています。上澄みの水分(ホエー)はまったくなし。濃厚で、ギリシャヨーグルトのような味わいになっています。

そのぶん、ご覧のとおりドライフルーツは水分を吸って、本来の大きさに限りなく近くなっています。さらにヨーグルトの水分が入り、濃厚な味わいに。食感もプルプルで美味♪ ドライフルーツの甘みがあるので、砂糖やジャム要らず、このままの程よい甘みがちょうどよく感じます。

今回はマンゴーを使用しましたが、ドライフルーツミックスを混ぜれば豪華なフルーツヨーグルトに。ドライフルーツをたくさん漬ければ、フルーツメインのスイーツになります。

チーズケーキづくりに活用も

そのままで十分おいしい「ヨーグルトのドライフルーツ漬け」ですが、たっぷりレーズンを混ぜれば、いま流行っている成城石井の「生プレミアムチーズケーキ」のようなチーズケーキ作りにも活用できます。水分が少ないのでクラッカーに乗せたり、ビスケットに挟んだりのアレンジも可能。ドライフルーツと相性抜群のナッツもおすすめです。

とっても簡単なので、自宅の冷蔵庫に常備してみてはいかがでしょうか。