こんにちは!元祖農業ガール・藤野いち子です。秋も深まり日が短かいので、仕事の帰り道はもう真っ暗。パパや子どもたちが待つ家に帰ったら早く夕ご飯にしたいですよね。
そんなとき、お鍋なら簡単です。お肉のうま味がしっかりしみるミルフィーユ鍋やネギ豚鍋なら、お腹を空かせた大食いな子どもたちもモリモリ食べてくれるでしょう。この時期お買い得になる鍋素材の王様、白菜・長ネギと豚肉を使って、短時間で準備できる鍋をご紹介します。

白菜と豚肉のミルフィーユ鍋のレシピ

白菜と豚バラを重ねるミルフィーユ鍋です。わが家でも去年の冬からはまって、週に2~3回は作っていたほどです。ラクちんでおいしいんですもの。

【材料】(3人分)
白菜 1/2カット
豚バラ薄切り 300g
本しめじ・にんじん・長ネギ・大根など お好みで
料理酒・水 各60cc
だしつゆ 適量

<ポイント>

白菜と豚バラ肉が基本です。白菜以外の野菜はなくても作れますが、冷蔵庫の中にあるもので鍋に合いそうなものなら入れてしまいましょう。

【作り方】

  1. 白菜は芯の硬い部分をとり、白菜と豚肉を5cmの長さに切る。残りの野菜も火が通りやすい厚さに切る。
  2. 鍋の中に白菜を立てて入れる。中心は厚めの白菜を入れ、白菜の隙間に豚バラ肉を詰める。
  3. (2)の上に、そのほかの野菜をのせる。
  4. (3)に料理酒と水をまわしかけ、フタをして火にかける。全体に火が通ってやわらかくなったら出来上がり。
  5. 小皿にとり、だしつゆをかけていただきます。大根おろしを添えるのもおすすめです。

白菜はザクザクと。にんじんは薄切りにして型で抜いてみました。

白菜と豚肉は、上手に詰めるとバラの花のように見えますね。

にんじんも柔らかくなりました。バラ肉のうま味が白菜に染み込んでおいしいですよ。

今回はインスタ映えを意識して、縦にきれいに並べてみましたが、働く主婦は忙しいことが多いので、いつも同じようにはできないと思います。白菜と豚肉が重なってさえいれば味は一緒。心の余裕があるときに「にんじんハートが飛び出す」でよいと思いますよ。

ビジュアルもびっくりのネギ豚鍋

白菜はないけれど長ネギならたくさんある!という日は、ぜひネギ豚鍋にチャレンジしてください。

たっぷり食べられて意外にもおいしいんです。「え~長ネギ~!?」というパパと子どもたちのブーイングも最初だけ。食べ始めればトロトロの長ネギのおいしさに目覚めて、リピがくるかもしれません。

【材料】(3人分)
長ネギ 3本
豚肩ロースしゃぶしゃぶ用 200g~300g
もやし 2袋
料理酒・水 各60cc
ポン酢またはだしつゆ 適量

【作り方】

  1. 長ネギは5cmの長さに切る。
  2. 鍋にもやしを1袋分入れ、その上に中心から長ネギを立てていく。長ネギのまわりにもやしを1袋分入れる。
  3. 長ネギの上に豚肉をのせて覆う。
  4. 料理酒と水を回し入れ、鍋にふたをして火にかける。肉に火が通り長ネギがやわらかくなったら完成。
  5. 小皿に取り、ポン酢またはだしつゆをかけて召し上がれ。

豚肉はふわふわっとのせるのがコツです。

ネギからも水分が出て、トロトロしておいしいですよ。長ネギを縦にするのが難しいという場合は、白菜のミルフィーユ鍋同様、長ネギの斜め切りと豚肉を交互に鍋に入れて作ってもOKです。長ネギと豚肉が重なってさえいれば味は一緒。心の余裕があるときに縦置きにチャレンジして、家族のびっくりした顔を楽しんでくださいね!