甘いだけじゃない含蜜糖!北海道でのおいしい使い方4選【レシピ付き】
北海道帯広在住、とかち観光大使の栂安信子です。どこのご家庭にもある砂糖(上白糖、グラニュー糖、三温糖)の80%はてんさいが原料です。それらの砂糖は精製糖ですが、今回ご紹介する含蜜糖(がんみつとう)は蜜の成分をそのまま残して仕上げたものです。
含蜜糖はビートの蜜を抱き込んだまま仕上げコクと風味があります。ビートを栽培しているのは北海道だけ。
優しい甘さと黒糖のような香りで少量で料理にコク、照りを与えさらっとして使いやすいです。料理だけでなく焼き菓子、デザート、和菓子と幅広く使えます。
ミニトマトジャム 赤、黄
素材の旨みをそのままに少量でコクのある風味豊かな野菜ジャムです。
【材料】ジャム瓶各1本(出来上がり約140g)
ミニトマト 200g
含蜜糖 30g
レモン汁 5cc
【作り方】
- ミニトマトは包丁で十字の切れ目を入れ湯むきし皮をむく。
- 鍋にミニトマトと含蜜糖を入れ火にかけ焦がさないよう15分ほど中火→弱火で煮る。
- 水分が少なくなってきたらレモン汁を加え火を止める。
- 消毒した瓶に詰める。
一般的なジャムよりかなり糖分少なめですが甘味が残ります。
にんじんジャム~展開してにんじんドレッシングに
【材料】
にんじん 1本(140g)
オレンジジュース 1缶(160cc)
含蜜糖 10g
レモン汁 5cc
【作り方】
- 人参は薄切りにしオレンジジュースを加えて柔らかくなるまで加熱する。
- ミキサーでペースト状にし鍋に移し含蜜糖を加えさらに水分を飛ばしレモン汁を加える。
- ビネガー、オリーブ油、塩こしょうを加えると野菜嫌いな子も食べてくれるドレッシングになります。
隠し味で肉じゃががもっと風味豊かに
【材料】
馬鈴薯キタアカリ 300g
玉ねぎ 110g
にんじん 50g
日本酒 50cc
水 50cc
醤油 大さじ1
含蜜糖 小さじ2
コンビーフ 1缶95g
米油 大さじ1
絹さや 適宜
【作り方】
- 玉ねぎ、にんじん、馬鈴薯は食べやすい大きさに切る。
- フライパンに油を入れ玉ねぎ、にんじんを炒め玉ねぎが透き通ったら馬鈴薯を加える。
- 含蜜糖を全体に振り入れ材料に回ったら日本酒を加えアルコール分を飛ばす。
- 水を加え煮汁が少なくなるまで加熱し醤油を回しかける。
- コンビーフを加えよく混ぜてから火を止める。
- 器に盛り付け茹でた絹さやを添える。
今までにない風味豊かな極上カスタードプリン
【材料】90ccプリンカップ6個分
卵 3個
牛乳 300cc
含蜜糖 40g
バニラ 少々
[カラメルソース]
含蜜糖 50g
水 40cc
熱湯 30cc
難しく手間かかるカラメルソースが手軽に失敗なく作れます。鍋に残ったカラメルに醤油、みりん、日本酒を足して煮詰めれば自家製照り焼きたれの出来上がりです。
【作り方】
- 鍋に含蜜糖と水を入れ火にかけゆっくり鍋を片手に持ちながら砂糖を溶かし鍋のふちに砂糖の気泡が出来るまで加熱する。
- 完全にカラメル色になったら熱湯30ccを加え火を止めプリンカップの底に静かに流し入れる。
- 卵はよく割りほぐす。
- 牛乳を少し温め含蜜糖を加え良く溶かす。
- 卵に牛乳を加え漉し、バニラを加える。
- カラメルが固まったことを確認してから静かに卵液を注ぐ。
- 120度のオーブンにお湯を張り、アルミホイルで蓋をしたプリンカップを並べ15~20分ほど加熱する。
近年は砂糖に含まれるオリゴ糖が健康志向で注目されています。オリゴ糖は腸で働くビフィズス菌の栄養源になると言われ、腸を活性化する有効成分です。
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