三井食品が4日に全国発売した自社オリジナルのRTD「角玉梅酒のジントニック」=写真=(数量限定)の販売が好調だ。1000店近い店舗から取り扱いの要望があり、発売日には製造数量8000ケースのほとんどを流通した。

同品は佐多宗二商店の「角玉梅酒」と「AKAYANE(赤屋根)CRAFT GIN」を使用した「梅酒+ジン」の新感覚RTD。オエノンプロダクトサポートが製造し、20代の若い層をターゲットに投入した。350ml缶で参考小売価格は170円(税別)。

当初から限定商品としての計画だったため増産はなく、店頭在庫限りで終了見込み。同社では売場で目立つデザインと女性に人気の梅酒をベースにしたことが、取扱店舗の拡大につながったと見ている。

三井食品は今春、三島食品と共同開発した「三島のゆかり使用チューハイ」を好調に売り切るなど、このところ限定商品の販売に手応えを得ている。今後も意外性のある商品を継続投入し、酒類市場の需要を喚起していく計画だ。

◇日本食糧新聞2018年9月14日付の記事を転載しました。