宮城の小麦粉に有機野菜を練り込んだ「温麺」
麺どころ宮城県白石市のメーカー2社は麺、パッケージをこれまでの商品とがらりと変え新製品を発売した。ひやむぎ、そうめん、うどんの白物が低迷する中で卸、小売ともに期待している。
白石興産が3月1日発売したものは「野菜温麺」。白石名産30mmの短い麺の原料小麦粉は県産あおばの恋で、これに有機野菜の赤ピーマン、ホウレン草を練り込み、自然な色の麺に仕上げた。
野菜は県北登米市の「おっとちグリーンステーション」で生産されたものを使用、同市の「のなか」がパウダー化している。50g結束で、赤ピーマン3束、ホウレンソウ2束入り。上代価格440円。淡い緑のパッケージカラーに竹下夢二をイメージさせる少女が描かれていて、“チュるっと、短い野菜温麺”を訴える。
はたけなか製麺は2月1日発売の「おやっ彩(さい)温麺」。北海道産小麦にケール、赤ピーマン、かぼちゃ、ビーツと紅ダイコンを使い色麺にして、白の麺に4色を入れてある。原料の野菜、パウダーは白石興産と同様の2社。また健康志向で食塩は既存商品との比べ3割減。こちらのパッケージも白にパスタ風な盛り付けで温麺が描かれている。70g、4束入りで上代価格330円。
◇日本食糧新聞の2017年5月15日号の記事を転載しました。
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