こんにちは、高橋あんづです。本日も元気に部屋を散らかしまくっている我が家の息子たちですが、今回は次男に関するお話をしたいと思います。小食の長男に対し、1歳の次男は食欲全開。空腹になると泣き叫び、食事が机に並ぶと「早く食わせろ」と暴れ出します。
長男のように「ご飯を食べない」というのも心配ですが、「食べ過ぎる」のも困りものですよね。育児書に載っている食事の量ではとても足りない次男ですが、果たして、求められるがままに与えてもいいのでしょうか?

たわわなお肉を震わせながら食事を催促…

とにかく、食事に対してとんでもない執着を見せる次男。あまりにも泣き叫ぶので本人が満足するまで食事を与えているのですが、まれに驚くほどの量を平らげる時があります。ほっぺはまん丸、お尻はブリンブリン。たわわなお肉を震わせながら食事を催促する様は、さながら、食べ物に対して本能を爆発させる子豚のようであります。

こうなると、親として心配なのはやはり肥満ですよね。次男の身長は成長曲線のちょうど真ん中ですが、それに対して体重は上の方、つまりぽっちゃり体型ということになります。空腹で泣く姿はかわいそうだけど、食べすぎたら肥満体型になるのでは・・・とつのる不安。

食べても食べても「もっと!」と催促してくる子どもに対し、親はどのように対応すればいいのでしょうか。今回はそんなお話を、子育て支援センターの保育士さんと小児科医の先生に伺ってみることにしました。

「満腹で幸せ!」という気持ちは、子どもの成長にとても大切!

まず保育士さんからは、「欲しがるだけ与えて構わない」というお答えが返ってきました。「まだ赤ちゃんなのに、ダイエットする必要はない」とのこと。なるほど、肥満を心配して食事を制限することは、大人にとってのダイエットと同じというわけですね。

また、前回「必要な食事量や栄養は、子どもによってかなり違う」というお話をさせていただいたかと思います。育児書に記載されている食事の量は、あくまでも参考。

我が家の次男は6ヵ月でつかまり立ちをし、1歳になる前にはすでに1人で歩きまわっていました。同じ月齢のお子さんに比べると運動量が多く、育児書で一般的とされる食事量では足りないのではないか、とのこと。次男の場合、本人の運動量なども含めて食事量を考える必要があったんですね。

さらに、この時期の子どもにとって「満たされる」という感覚は、たいへん重要なことなのだそうです。「満たされた」と感じる体験は子供の成長にとってとても大切で、「あーお腹いっぱい!」と満足する気持ちもそれに当てはまるのだとか。

そういえば昔、テレビで助産院のドキュメンタリーを見たことがありました。おっぱいを飲みながら眠りにつく赤ちゃんを見た助産師さんが、「ママに抱っこされて、お腹もいっぱいで、これ以上の幸せはないわね」と仰っていたのがとても印象的で、よく覚えています。

子どもたちにとってお腹が満たされるということは、愛情が満たされることに勝るとも劣らず、重要なことなのかもしれませんね。

固めの食事を与えると、満腹中枢が刺激される!

さて、保育士さんに「食べさせて構わない」と言われてすっかり安心した私でしたが、夫はまだ不安な様子。爆食する次男を見ながら「医療従事者の方にも話を聞いてみたら・・・」としきりに要求してくるので、予防接種のついでに小児科の先生にもお話を伺ってみることにしました。

先生がおっしゃるには、医療現場でも子どもたちの肥満、いわゆるメタボリックシンドロームはよく話題にあがるそうです。ただし病気と判断される幼児や小児のメタボは、意外なことに低体重で産まれた子どもに多いのだとか(もちろんメタボのリスクは、個人によって違います)。基本的には普通の1歳児で、食事制限をするほど肥満を心配する必要はありません・・・とのお答え。

最後に、「どうしても気になるなら少し固めの食事を与えると、よく噛むことで満腹中枢が刺激され、少量でも満足感が得られますよ」というアドバイスをいただきました。そのお話を聞いて、少し早目ではありましたが次男の離乳食の段階を引き上げることに。

嚥下と消化の様子を見ながら、軟飯を白米に、おかずも粒を大きく。以前よりもよく顎を動かしているので、少しは満足感もアップしたかもしれません。

まとめ

保育士さんと小児科の先生にお話を伺いましたが、返ってきたのはどちらも「気にせず食べさせてオーケー」というお答え。甘い菓子類や脂っこいものは良くありませんが、普通の食事であれば、多少多く食べても過度に肥満を恐れる必要はなさそうです。今は将来の体形を気にするよりも、思いっきり「あー満腹!幸せ!」という気持ちで満たしてあげることにします。それではみなさん、また次回!