日本海水は「全国ふりかけグランプリ2017」のドライ部門で金賞を受賞した「贅沢うにふりかけ」を全国展開する。これまで工場のある熊本県や一部百貨店のみの取り扱いだったが、内容量を減らし消費者が買いやすい価格に変更。スーパーやコンビニエンスストアとの商談を進め、“日本一”の味を全国に届ける。

「贅沢うにふりかけ」は今年1月に発売されたドライタイプのふりかけ。一般流通向けにウニを使用したふりかけは珍しく、高価格帯の付加価値商品として商品化された。ウニは熊本工場でフレーク加工し、磯の香りが漂う上品な味わい。香ばしい焼き海苔をブレンドし、ウニの味がより強く感じられるよう工夫した。

当初の販売エリアは限定的だったが、金賞受賞を受けて今後は販路拡大を図る。現状50g(希望小売価格400円)の内容量を減らして販売価格を抑え、量販店などが扱いやすい価格帯に変更する。パッケージにも「ふりかけグランプリ金賞受賞」の文言を表記し、消費者にその価値をアピールする。

「全国ふりかけグランプリ」(主催=国際ふりかけ協議会/全国ふりかけグランプリ実行委員会)は、日本一のふりかけを決める審査会。今年はドライ部門13品、ソフト部門5品が出品され、ドライ部門では日本海水熊本工場の「贅沢うにふりかけ」が、ソフト部門では澤田食品の「シャキット梅ちりめん」がグランプリを受賞した。

◇日本食糧新聞の2017年5月10日号の記事を転載しました。