岡山県赤磐市在住のたべぷろ編集部員・にーやんゆりこです。今回は、白桃の美味しい食べ方をご紹介します。8月9日・10日は、はくとう(8910)で「白桃の日」です。岡山県は白桃の生産量・栽培面積ともに全国一で、岡山を代表する果物の1つです。白桃の旬は7月中旬から8月中旬くらいですので、8月9日・10日はまさに旬の真っ只中!

岡山の白桃ってどんな桃?

白桃は岡山を代表する夏の果物です。白桃には「はなよめ」「白鳳」「白麗」など、いろいろな種類が存在します。その中でも特に評価が高いのは「清水白桃」です。大玉で、果肉はとてもやわらかく、香りも甘みも超一級品です。

岡山市北区芳賀の「紅白桃(べにはくとう)」12個入り

白桃は、実がまだ青くてピンポン玉くらいの大きさの時に、1玉1玉を手作業で袋掛けします。太陽の光を直接浴びないので、赤く色づかず、きれいな乳白色の桃に育つのです。

岡山市北区芳賀 白桃の木

包丁はNG! 生産者に教わったおいしい食べ方

親戚の白桃生産者に、白桃の美味しい食べ方を教わりましたので、ご紹介します。

白桃はとてもデリケートな果物です。少し手で押さえただけでも、触ったところから傷んでしまいますので、1玉ずつそっと両手でふんわり持ってあげるようにしましょう。

まず、白桃は購入してすぐに冷蔵には入れないでください。追熟させるため、1日常温(日光が当たらない涼しい場所)で保存します。それから、冷蔵庫で冷やします。

白桃の皮剥きは、包丁を使いません。皮はとても薄いので、包丁で剥いてしまうと、果肉もごっそり切り落としてしまいますし、包丁の刃で果肉を傷めてしまうのです。

上質な白桃は、指で皮をスルリンと剥くことができますので、写真のように丁寧に剥きます。

中心に種がありますので、種に沿わせるように食べやすい大きさに切るといいと思います。
なお、我が家は一人一玉を食べますので、皮を剥いたらそのままかぶりついて、じゅるじゅる音をたてながら食べております。

白桃コンポートで長期保存ができます

夏になるとお中元や、おすそ分け等でたくさんの白桃をいただくことがあります。そうすると冷蔵庫の野菜室は白桃で満杯です。「夏に集中せず、一年中通して白桃が食べられたらいいのに」と思っておられる家庭も多いのではないかと思います。

そこで、親戚の白桃生産者に尋ねたところ、「白桃コンポートにするといいよ」と聞きました!

「おかやま夢白桃」で作った白桃コンポート

白桃の保存期間は、冷蔵保存でも1週間程度です。やわらかくてデリケートな果物ですので、傷みやすいのです。そのため、たくさんの白桃を集中していただくと消費が追い付きません。ですが、白桃コンポートにしておくと、冷凍で半年くらい保存ができます。

白桃コンポートの作り方はいたって簡単。

皮と種を剥き取った白桃を鍋に入れ、砂糖とオレンジリキュールをお好みの量を入れて、煮立たせるだけ。あとはジップロック等に入れて冷凍保存しておきます。

解凍してそのまま召し上がっても美味しいですが、白桃生産者には「ミックスジュース」をオススメされました。

冷凍状態の白桃コンポートと好きな果物を一緒にミキサーにかければ、シャリシャリの冷たいミックスジュースができます。我が家も、もっぱらミックスジュースに使っています。

いかがでしたか? 8月9日、10日の白桃の日は、おいしい岡山の白桃で夏を味わってみてはいかがでしょうか。