丸美屋食品工業は7月26日から、NB(ナショナルブランド)初のたれ付きふりかけ、常温保存できる具入りサラダチキンを発売し、新たな消費喚起に挑戦している。6月までの上期は「混ぜ込みわかめ」が2桁成長するなどして前年比6%増収。秋の新商品は12品増の37品を導入し、年商500億円の目標へ追い込む。

主力品で唯一苦戦する釜めしは珍しい「穴子釜めし」、甘めの「鳥めしの素」など意欲作をそろえた。販促も尽くして売上げを回復する。

たれ付きの「たれサクふりかけ」は「甘辛たれ」「サクッと具材」の2袋で1食分(えび天・焼肉・すき焼き味の3品、各2食入り、120円)。たれタイプのふりかけは瓶で一部展開があるが、具材との組み合わせは業界初。

乾燥具材だけでは得られない、濃厚な味わいを専用たれで実現した。天丼や焼肉のたれがかかったご飯のおいしさに、大きめの具材ならではのサクサク食感を加えた。

ドライタイプの「ほぐしサラダチキン ミックスビーンズ入り」(プレーン、ハーブ、タンドリーの3種で各84g、200円)も市場初とみられる新商品。国産鳥むね肉を全量使い、健康感があり、チルド殺菌は難しい豆と混ぜた。ドレッシングソースを入れ、カット野菜などと合わせるだけで、主菜になるサラダができる。加圧・加熱殺菌して常温での賞味期限は9ヵ月。口にすると加水されていない、身の締まった味わいが楽しめる。豆とソース付きで低温品と差別化した。

上期業績はふりかけが昨春の悪天候による減収から回復した。「混ぜ込みわかめ」は新アイテムの「和風ツナマヨ」が貢献し、「麻婆豆腐の素」も順調。半面、釜めしの素や夏向けの麺用ソースは前年比微減し、主力の釜めしは挽回に注力する。

「穴子釜めし」は販売好調な季節限定の新アイテム(3合用、450円)。穴子は約20cmの1尾を8~9片にカットして手詰めした。別添の合わせだしで煮穴子の風味を生かした。「鳥めし」(3合用、220円)は九州のご当地メニューであるかしわめしを参考に開発。子どもが喜ぶ、甘めの味付けで若年ユーザーを開拓する。釜めしは秋にCM投下を計画し、メニューの動画配信など、例年以上に販促策を行う。

◇日本食糧新聞の2018年8月3日号の記事を転載しました。