石川県在住の北陸家庭料理研究家・大象みかです。今回は納豆の食べ方を変えて、「納豆が大好き!」になるおすすめの納豆トーストと納豆丼の作り方を紹介します。納豆は各地方で生産されていますが、今回は石川産の納豆を使います。

ネバネバ、においを抑える納豆の食べ方は?

納豆は林修先生の番組で取り上げられるなど、最近テレビでもよく話題になる食材ですね。卵と料理してオムレツにするなど、いろいろな食べ方がありますが、納豆が苦手という方も多いでしょう。

納豆は好きな人と苦手な人に別れる食材かもしれません。「栄養があって食べてみたいけれど、あのネバネバと独特のにおいでチャレンジできない」という方は、必見ですよ!

筆者も20代は納豆が苦手で食べられませんでした。しかし、納豆も食べ方を変えると30代で食べられるようになりました! 納豆が苦手な方も、食べ方を変えてみてチャレンジしていただきたいです。

さて、今回使ったのは、石川県白山市の株式会社金城納豆食品の納豆です。下の写真の2つの商品は、白山の伏流水をたっぷり含ませた石川県産の大豆で作られています。

左が中粒で、右が小粒です。中粒の方を納豆トーストに、小粒の方を納豆丼に使ってみます。

納豆がホクホクに 朝食にお勧めの納豆トースト!

忙しい朝でも簡単に作れる納豆トーストです。

<材料>
・食パン 1枚
・納豆 1/2~1パック
・スライスチーズ 1枚
・ケチャップ 適量

作り方は、食パンにスライスチーズを乗せて、その上に納豆を乗せて、ケチャップを適量かけて、オーブントースターでトーストを焼くように焼きます。納豆は混ぜると旨味成分が増えるので、50回ほど混ぜることをおすすめします。

チーズのコクとケチャップの酸味で、納豆が食べやすくなります。納豆も焦げ目をつけることによって、ネバネバが少し抑えられます。

普通サイズの大豆なので、豆本来の甘みを感じます。まるで煮豆を食べているかのようにホクホクしていて、軟らかさがあります。

コーヒーとも相性抜群で、ピザ風の納豆トーストの食べ方です。

参照元サイト:
混ぜる回数どれ位?管理栄養士に聞く「納豆のネバネバにまつわる疑問」

野菜もお肉も一緒に ボリュームたっぷりの納豆丼!

納豆を晩御飯の簡単な丼物にしたい時におすすめの食べ方です。食べ盛りの子供にもピッタリです。

<材料・2人分>
・納豆 2パック(40g入りを2個)
・合いびき肉 100g
・ネギ 10㎝くらい
・赤唐辛子 1本
・人参 60g
・大葉 4枚
・トマト 中くらいのもの 2個
・麺つゆ(3倍濃縮タイプを薄めて)大さじ4
・オリーブオイル 大さじ1
・ご飯 丼2杯分
・焼き海苔 少々

<作り方>
1.赤唐辛子は輪切りに、ネギは小口切りに、人参はみじん切りにします。

2.後で盛り付ける焼き海苔もハサミで細く切り、大葉は細切りに、トマトはくし形切りにします。

3.納豆をみじん切りにします。クッキングシートを敷いてから刻むと、まな板が汚れなくて便利です。今回はひきわり納豆ではないので刻みますが、ひきわり納豆を使うと手間が省けます。

4.フライパンにオリーブオイルをひいて、ひき肉を炒めます。

5.ひき肉に火が通ったら、赤唐辛子、人参、ネギ、納豆を入れてさらに炒めます。納豆は50回ほど混ぜると旨味成分が増えます。炒めながら混ぜることをおすすめします。

6.麺つゆを入れて味を整えます。

7.丼にご飯を盛り、その上に(6)を乗せ、焼き海苔、大葉を散らして、トマトを飾ったら出来上がりです。

納豆をひき肉と炒める食べ方です。納豆を刻むとひき肉と大きさが同じくらいになり、麺つゆがからみやすくなります。ひき肉の旨味が納豆やネギ、人参にもしみ込んで、食べやすくなっているのを感じます。

海苔で磯の風味も感じられますし、大葉の香りで食が進みます。「口がネバネバしてきたかも」と思ったら、途中でトマトを食べてお口直しをしてみてください。サッパリして、食べやすくなりますよ。

納豆は食べ方次第で、大好きな食材に!

納豆は初めは癖があると感じるかもしれませんが、食べ方次第で、旨味やほのかな甘みが大好きになる食材です。最初は小粒やひきわり納豆から食べると、食べやすいのでおすすめします。

納豆は1年中スーパーで見かける食材なので、皆さんも納豆トーストや納豆丼で、納豆の新たな魅力を発見してみてください!