三幸は11日から19年3月までの期間限定で、「ごはんのおかずプロジェクト」第2弾商品を全国発売する。今年2月から発売した「おかず昆布」シリーズで「子持ち昆布」(写真)、「松前キムチ昆布」の2品を投入。惣菜分野強化の一環として、水産売場での新ジャンル“惣菜風おかず漬物”の定着を図る。

同プロジェクトは、毎日の献立に悩みを持つ30~50代主婦をメーンターゲットに、風味・食感・健康を意識した具材感のあるご飯に合うおかず漬物を提案している。

「おかず昆布」シリーズは、健康イメージのある昆布に焦点を当て、ご飯に合わせた新しい食べ方を提案。新商品はそのまま食べるだけでなく、味付けいらずで簡単におかずができる調理素材としての利用法も提案していく。

「子持ち昆布」(160g298円)は、北海道産昆布を、数の子とともにカツオと昆布のだしをベースにしてあっさり醤油味に仕上げた。昆布のおいしさが引き立つ。暖かい季節はキュウリやショウガとあえてさっぱりメニューに。寒い季節は蒸した魚などにかけて食べる提案を行う。

キュウリあえなど、調理素材としてのメニュー提案にも力を注ぐ

「松前キムチ昆布」(120g298円)は、北海道産昆布とパリパリ大根を使用。魚介と野菜の発酵液でコクと深みを再現した本格的なキムチ味に仕上げた。甘辛くご飯が進む味付け。暖かい季節はキュウリやタコとあえて、寒い季節は豚肉と炒めて食べるなど温メニューを紹介して、調理素材としての需要を喚起していく。

◇日本食糧新聞の2018年6月6日号の記事を転載しました。