石川県金沢市のお隣にある河北郡在住の北陸家庭料理研究家・大象みかです。私の住んでいる石川県河北郡は小松菜も作っています。5月27日は小松菜の日ということで、小松菜をたっぷり使い、きのこ、豚肉も入れたパスタを作ってみます。パスタのちょっと変わった食べ方として、パスタをパンに挟んでホットドッグ風にするアレンジ法も紹介します。

石川県産小松菜のおいしい食べ方

皆さんは、小松菜をよく食べていますか?ほうれん草の方がなじみ深いという方も多いかもしれません。小松菜は栄養が豊富で、パスタにしてもいろいろな食べ方ができるんですよ。

なぜ5月27日が小松菜の日かというと、「5、2、7」の数字を「小松菜」と読む語呂合わせからきています。大阪府堺市で小松菜を専作している「しものファーム」が、小松菜の消費拡大のために制定しました。小松菜はカルシウムがほうれん草の5倍も含まれていて、ビタミンも多く、栄養価の高い野菜です。

普段行くスーパーでも「河北潟こまつな」というものが売られているのをよく目にします。私の住んでいる河北郡には河北潟という潟があるのですが、その周辺は農地や牧場が多いです。広々とした農地で作られた小松菜をぜひ味わってみたいと思いつきました。

小松菜自体はあっさりとした野菜ですね。パスタにしてもいろいろな食べ方ができると考えました。緑色を活かしてジェノベーゼにしたり、クリームパスタ、ペペロンチーノも合いそうです。今回は醤油風味の和風パスタを作ってみます。

小松菜パスタのレシピ

<材料・2人分>

  • パスタ 160g
  • 小松菜 3束
  • 玉ねぎ 80g
  • しめじ 1パック
  • えのき 1/3袋
  • 豚肩ロース薄切り肉 100g
  • オリーブオイル 大さじ1
  • バター 小さじ1/2
  • 醤油 大さじ1
  • 塩 少々
  • 黒コショウ 少々

その他にアレンジ食材として、パンを2個、レタスを数枚用意してください。

<作り方>

  1. 鍋にお湯を沸かし、沸騰したら塩を適量入れて、パスタを茹でます。
  2. 玉ねぎは5mmくらいの薄切りにします。
  3. 小松菜は3cmくらいの長さに切ります。
  4. しめじは石づきを落として、ばらしておきます。
  5. えのきは石づきを落として、3cmくらいに切り、ばらしておきます。
  6. 豚肩ロース薄切り肉は1.5㎝くらいの幅に切っておきます。
  7. フライパンにオリーブオイルを入れ、豚肉を炒めます。
  8. その後、玉ねぎ、小松菜の茎の部分を入れて、さらに炒めます。
  9. 玉ねぎと小松菜の茎がしんなりしてきたら、小松菜の葉としめじ、えのきを入れて炒めます。
  10. パスタの湯を切ってフライパンに入れ、バター、醤油を加えて加熱しながら混ぜます。塩、黒コショウを入れて味を整えます。
  11. お皿に盛りつけたら、出来上がりです!

フレッシュな小松菜のおいしさが生きているパスタ!

小松菜パスタをお皿に盛りつけると、バター醤油の香りがふわっと漂います。見た目も小松菜の緑色が鮮やかなパスタに仕上がりました!一口食べてみると、パスタの軟らかい歯ごたえとともに、小松菜のシャキシャキ感が味わえます。

実は炒めているとしめじやえのきから、きのこのおいしいエキスが出てきます。きのこの旨味がパスタにしみ込んで、味に奥深さを加えてくれています。バターの風味できのこが食べやすくなっていますよ!

今回は豚肩ロース薄切り肉を使いました。和風パスタなので、豚肉もあっさりと食べられます。豚肉の代わりに、牛肉、鶏肉、ベーコン、ツナ、ウインナーでも合いそうです。鮭やしらすなどの魚類でも作ってみたくなりました。

忘れてはいけないのが、黒コショウです!ピリッと味を引き締めて、パスタに香ばしさを加えてくれます。お好みで柚子胡椒を入れたり、梅干しを入れたりしても、味の変化を楽しめそうですね。

パンに挟んでホットドッグ風にしてみよう!

パンにレタスを挟んで、小松菜パスタを挟んでみました。パンの持つ甘みと、和風パスタの醤油バターの味がよく合っています!パンの優しい甘さとパスタの塩味の両方を交互に楽しめるホットドッグになりました。

これはラップに包んでお弁当として持っていくこともできますね。彩りも綺麗で、休日の朝食にも良さそうです。

夜に小松菜パスタを多めに作った場合は、翌朝の朝食やお弁当にパスタ入りホットドッグを作ると、2度おいしさを味わえます!

皆さんも5月27日の小松菜の日に、ぜひ小松菜パスタを作ってみてください!材料も手に入りやすく、手軽に作れます。栄養価の高い小松菜を普段から食べるようにしたいですね。