食品・生活関連製品をはじめとする輸出入業および国内販売などを手掛けるCBCは、栄養価が高く美容面でも注目されるアボカドをパウダー状にした日本初上陸の「フリーズドライ アボカドパウダー」を紹介。アボカド料理研究家の緑川鮎香氏が考案したスムージーを来場者に振る舞い、その魅力と汎用性を提案した。

アボカドは油分が多いことからこれまではピューレや冷凍での提供しかできず、短い賞味期限にも課題があったが、製造特許を取得する独自の製法によりメキシコでFDにすることに成功。

添加物、保存料不使用で100%アボカドパルプ粉末の同品は、必要な分だけを水に溶かして使うため、フレッシュなアボカドに比べ無駄がなく手軽に扱えるのが魅力だ。未開封の状態で冷凍保管が不要なのも扱いやすい。

栄養成分は、100g当たりビタミンEが約500mg(アーモンドの18倍)、食物繊維約8g(レタスの7倍)、鉄分約2.25mg(ホウレンソウ相当)、不飽和脂肪酸のオレイン酸、リノール酸、パルミトレイン酸を含有(参考値)。

提供されたスムージーは非加熱調理のため、パウダー特有の青みが感じられる。それを緩和するためにバナナ粉に加え、ヨーロッパではメジャーなチコリー根粉末も添加。豊富な食物繊維も含むチコリー根は、甘みがあるため砂糖の代替としても活用されている。

また、加熱調理にも適するアボカドパウダーは、フレッシュなアボカドを加熱した時とほぼ同じ風味が味わえるため、素材にそのまま混ぜ込める手軽さも兼ね備える。

◇日本食糧新聞の2017年4月21日号の記事を転載しました。