お弁当のスキマにぴったり!東北のふるさとの味「しそ巻き味噌」を作ってみた【4月10日は、お弁当始めの日】
宮城県仙台市在住のたべぷろ編集部員・日下千秋です。私は生まれも育ちも仙台です。県外に住んだこともありますが、その時もやはり宮城で食べていた味が恋しくなりました。そんな時に思い出したのが、よくお弁当に入っていた「しそ巻き」。今回は東北の味、甘辛い味噌が包まれたしそ巻きについてご紹介します。
お弁当始めの日とは
4月になると新学期や新生活が始まります。お弁当始めの日である4月10日前後は、お弁当を作る機会も多くなる時期です。そんなお弁当作りを冷凍食品で応援しようと、株式会社ニチレイフーズが制定、一般社団法人日本記念日協会が認定した記念日が「お弁当始めの日」です。
毎日のお弁当作りに慣れている方でも、ちょっとだけ空いてしまったすき間に「何を詰めよう…」と悩むことはないでしょうか。
プチトマトのように色の存在感はありませんが、しそ巻きはお弁当のすき間に困ってしまった時の助っ人です。おかずにもおつまみにもなるように、お弁当の箸休めにもなってくれますよ。
「しそ巻き」にはたくさん種類が!
調べてみると、全国的に「しそ巻き」と呼ばれているものはたくさんありました。梅干しや杏、らっきょう、大根、山芋やアジ、ささみ…。漬物やお菓子など、しそで巻いた料理や食べ方がたくさん出てきました。
今回ご紹介するのは、甘辛い味噌を大葉で包んだ「しそ巻き味噌」です。家庭でも作りますが、スーパーや道の駅などでも買うことができます。東北の湯治場として有名な鳴子温泉。その鳴子の名物でもあります。「焼きしそ巻き」や「しそ巻きくるみ」とも書いてあります。
参考:鳴子温泉郷観光協会
しそ巻き味噌の作り方は簡単
我が家のしそ巻きのレシピです。七味唐辛子はお好みで加えてください。
<材料>
大葉
お好みの味噌、砂糖、米粉(またはもち粉)・・・同量
白ごまや砕いたくるみ、七味唐辛子(お好みで)・・・適量
油(揚げ油)
つまようじ
<作り方>
- 大葉は洗って水気をふいておきます。
- 味噌、砂糖、米粉、白ごまやくるみ、七味唐辛子を全てビニール袋に入れて、全体が混ざるように袋ごとよくもみます。
- 味噌をバットに移して平らにします。大葉に包むときに味噌が取りやすいように、箸などで線をつけておくと包むときに楽です。
- 大葉で少量の味噌をくるくる巻きます。できたら3個ずつつまようじでとめます。
- つまようじでとめたまま低温の油で揚げます。膨らんできたら取り出し、油を切ってできあがりです。
実家では、夏になると毎日たくさんの大葉がとれるので夏によく作ります。油で揚げると大葉が鮮やかな緑色に変わります。油っぽさが気になるときは、油を敷いたフライパンで焼いてもいいですよ。
おいしい食べ方いろいろ
お弁当のすき間に
しそ巻きはとても身近なものでしたが、正直なところ子どもの頃はそれほど好きではありませんでした。大人になってからというもの、お弁当のフタをあけたときに入っているとちょっと嬉しい(自分で詰めたはずですが…)常備おかずのひとつです。
ご飯の横で少ししんなりと柔らかくなったしそ巻きとご飯の相性は抜群。大人になるとわかる味のひとつなのかもしれません。
お茶漬けに
これも大人になってわかる味のひとつです。よく大人がしそ巻きをお茶漬けにして食べていたのを見ていました。ほかにおかずがあるのになぁ…と思いながら。暑い夏にはお湯やお茶の代わりに、氷や水を入れてサラサラとかきこむこともあります。
お酒のおつまみに
揚げたてのしそ巻きはパリッとした大葉と、味噌のカリッとした食感がクセになります。米粉が入っているのでもっちりとした食感でお酒のおつまみにぴったりです。
しそ巻きの中身は甘辛い味噌なので、そのまま食べると少ししょっぱいくらいです。小さくてももっちりとして濃いめの味が、ご飯やお酒のおともにぴったりですよ。家庭でも簡単に作れますので、お弁当のすき間やおつまみにぜひお試しください。
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