1日50gの酒粕がもっちり艶肌を作りだす!朝ごはんにおすすめオレンジ甘酒【レシピ付き】
こんにちは。九州から体がよろこぶ食を発信していきたい!管理栄養士の大山加奈惠です。2月にレポートした九州・城島の酒蔵びらきでは、地元JAの女性たちが毎年粕汁を販売しています。具沢山の粕汁はとってもコクがあり優しい味で、まさに体がよろこぶ栄養たっぷりの1品です。自宅でも作ってみたいと、さっそく蔵元の酒粕を購入しました。
酒粕は昔から体によいといいますが、どんな効果があるのか?!調べてみて、驚きました! やっぱり、酒粕は日本美人が昔から愛した美容食材だったのです。今回は最新の酒粕の栄養効果と、簡単酒粕レシピをご紹介します。
テレビでも取り上げられた最新の酒粕効果!酒粕を食べるとコラーゲン量がアップする
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酒粕の効果を調べていたら、女性にとっても嬉しい酒粕効果を発見!
金沢工業大学の尾関健二研究室と株式会社車多酒造の研究グループが日本酒に含まれている「α-エチル-D-グルコシド=α-EG」が、飲用でも塗布でも、ヒトの皮膚真皮層のコラーゲン量を増やすことを、世界で初めて学術的に実証したという報告を見つけました。
この「α-EG」は酒粕にも含まれているので、同じ効果が期待できるそうです。
コラーゲンの量は20代で急降下し、0歳のコラーゲン量を100とすると、30歳で40%、50歳では20%以下にまで減少してしまうそうです。番組では、50~60代の女性5 人に酒粕を1日100g、1週間食べてもらい、肌の下のコラーゲン密度の変化を調べていました。
その結果は、なんと5人中4人のコラーゲン環境がアップしたそうです!
昔から日本酒や酒粕を多く摂っている杜氏さん、蔵人さんは肌にハリと艶があると言われてきましたが、本当に肌によい成分を含んでいるのですね!
おすすめの酒粕摂取量1日50gを2週間食べ続けると効果が期待できる
金沢工業大学教授の尾関さんグループの研究によると、コラーゲンを作っているのは皮膚の下にある繊維芽細胞ですが、年齢とともにこの細胞が減っていきます。その結果、肌にハリや艶がなくなり、たるみやしわが気になってしまいます。これが、30代以上の女性の悩みですよね。
そんな私たちにとって、尾関さんの研究では、とっても嬉しい結果が出ていました。20代から40代の女性が、純米酒(α-EG含有)50mlを6日間飲んだところ、年齢層が高い女性のほうが長い時間(1〜6週)継続してコラーゲン密度が高まっていることが認められたのです。
α-EGは小腸から吸収されて、全身の毛細血管に行き渡り、真皮層の繊維芽細胞を活発にしてコラーゲンの生産量を増やしていたのです。
尾関教授におすすめの摂取量は酒粕1日50gを2週間で効果が期待できるそうです。α-EGは加熱しても変わらないので、煮ても、焼いても、揚げても大丈夫。いろんな調理法で、さっそく今日から酒粕で美肌作りを始めてみたくなりましたね!
【酒粕レシピ:1】朝ごはんにおすすめ。酒粕ですっきりオレンジ甘酒
朝ごはんにも最適。まずは飲む点滴として人気の甘酒。酒粕でとっても簡単に作れます。酒粕を常備していれば、お鍋であっという間に作ることができます。フルーツを入れると甘さもすっきりしてとっても飲みやすいですよ〜。
(材料 2杯分)
酒粕 40~50g
水 2カップ(400cc)
はちみつ 大さじ2
塩 ひとつまみ
オレンジ 1/4個
(作り方)
- 水を鍋にいれ火にかけ、沸騰したら火を止めて、ちぎった酒粕を鍋に入れる。
酒粕が柔らかくなるまで、しばらく置いておく。(時間がなければ、そのまま調理) - 柔らかくなったら火にかけ、酒粕をよく木べらで溶かす。(溶けにくい時は、みそこしを使いましょう。)
- はちみつ、塩で味を調え火を止める。
- 粗熱をとって、オレンジ果汁を絞ったら出来上がり。
【酒粕レシピ:2】小腹が空いた時におすすめ!春野菜と厚揚げのキムチ粕汁
定番の粕汁をアレンジして、キムチ入りの粕汁も美味しいですよ。具材には、春野菜の新玉ねぎ、春キャベツと大豆イソフラボンを含む厚揚げをいれました。食物繊維たっぷり、発酵食品のキムチの乳酸菌も摂れるので、腸活にもおすすめのレシピです。
(材料 2人分)
新玉ねぎ 1個
春キャベツ 120g
キムチ 60g
厚揚げ 100g
だし 300cc
酒粕 25g
みそ 小さじ1
(作り方)
- 新たまねぎは茎、根っこを取り、薄切りにする。
春キャベツは1cm幅、キムチは1cm幅、厚揚げは角切りにする。 - 酒粕、みそはだし(分量外)でといておく。
- 鍋に、新玉ねぎ、春キャベツ、キムチを入れて中火にかけて軽く炒める。
- 鍋にだしをいれて、厚あげを加え、②を溶き入れる。
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