タニタは新しいスタイルのコンセプトカフェ「タニタカフェ」の東京都内1号店となる有楽町店を、5月下旬にJR有楽町駅構内のルミネストリート内にオープンさせる。20~30代女性をメーンターゲットに、旬の有機野菜を使用したオリジナルメニューを提供することで「日々の暮らしの中で、自然と健やかになっていく」という新しいカフェの楽しみ方を提案する。

今後、タニタカフェをタニタ食堂と並ぶ食事業の柱に据え、フランチャイズ店のほか、異業種とコラボレーションしたメニュー提供店として、小売店や飲食店、セレクトショップ、スポーツジム、クリニックなどでの併設店舗として展開し、2022年度までに、全国に100店舗展開していく計画。

8日に開かれた記者発表会で、谷田千里社長は「おいしいものと一緒に過ごす時間は『こころの健康づくり』につながる。カフェでは、楽しくておいしいヘルシーメニューを通して、『こころの健康づくり』につながる時間を提供していく」と語った。

有楽町店完成イメージ

メニューに使用する有機野菜は、楽天と提携し、同社が展開する農業事業「Rakuten Ragri」に参画する生産者から直送されたものを使用。

1品当たり7~8種類の野菜を使った「有機野菜ともち麦のサラダボウル」や「有機野菜と和だしの米麺(フォー)」など、有機野菜のおいしさを引き出すメニューや一汁三菜のワンプレートランチ、スイーツの提供を予定している。

ドリンクメニューでは、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸を通常のコーヒーの約2倍含む「タニタコーヒー プレミアムブレンド」を中心に、「噛む」スムージーなどを提供する。

◇日本食糧新聞の2018年3月19日号の記事を転載しました。