黒毛和牛サーロインのパレードが大人気! ディズニー帰りの余韻で楽しもう
「ディズニーパレード」ならぬ「肉パレード」が大人気!「焼肉トラジ」は昨年、東京ディズニーリゾート・ショップ施設内の「イクスピアリ店」(41卓180席)を改装出店した。見どころはトラジ初の試みとなる特急レーンの設置。中でも黒毛和牛サーロインが特急レーンを行き来する「肉パレード」が大ウケしている。
イクスピアリ店の特急レーンに子どもも興奮
「肉パレード」は、「黒毛和牛大判サーロイン1枚・約100g」(1000円)を売り込むタイムセールとして、毎日午後5時・7時・9時に行われる。黒毛和牛サーロインの塊・約5kgをのせた皿と、1枚100gの大判カット3枚をのせた皿を連結させ、約2分間、店内6本のレーンを行き来させる。
その間、店内放送でセールストークが流れ、オーダータッチパネルには本品の注文画面が固定される。ディズニーパレードを楽しんできた来店客が多いだけに、余韻につられて思わず注文してしまう光景は、想像に難くなかろう。
金允根営業部長は「1日平均35皿くらい、休日は50皿くらい売れます」と明かし、お客さまは牛肉の塊をじかに見る機会が少ないので、訴求効果は抜群。お子さまの興奮ぶりはスゴイですよ」と説く。
アトラクションの洞窟をイメージした空間
特急レーンは、エンターテインメントの目新しさだけではなく、お客の満足度アップにも大きく貢献している。トラジの場合、ファーストオーダーの提供は7分以内に1品以上を原則としているが、特急レーンを使うと、1品どころか全品を7分以内に提供できるという。
それだけ回転率も速まり、集客数、売上げともに改装前の3割増。改装間もないが、すでに施設内でトップクラスの実績を見込んでいる。
「特急レーンへの投資は多額ですが、お客さま満足と営業効率の両立を踏まえれば、導入メリットはあまりある。すべての店舗に適合するとは言えませんが、家族客が多い大型ロードサイド店では有望だと思います」(金営業部長)。
かたや「斬新な店づくり」も必見だ。アトラクションの洞窟をイメージした空間、白と赤を基調とした内装の配色、ガラスで囲んだスケルトン仕様の特急レーンなど、焼肉店とは思えないユニークな演出が満載である。焼肉店の未来像を探る最先端事例として注目されるところだ。
「焼肉トラジ イクスピアリ店」
所在地=千葉県浦安市舞浜1-4 イクスピアリ3階
席数=41卓・180席
営業時間=11時~23時30分
客単価=4,200円
◇外食レストラン新聞の2018年3月5日号の記事を転載しました。
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