正栄食品工業と子会社の筑波乳業は、14~16日に千葉市・幕張メッセで開催されたスーパーマーケット・トレードショー(SMTS)に出展。製菓材料やアーモンドミルクなど、厳選された食材を展示紹介した。15日には出展者プレゼンテーション「ミス日本が伝えるアーモンドミルク美人食」を実施。筑波乳業の「濃いアーモンドミルク」の紹介と、18年度ミス日本グランプリの市橋礼衣さんが、アーモンドミルクを取り入れた美人食について語った。

市橋さんは中学3年生の時、ダンスの世界大会に出場。その際「日本のことを自分の言葉で伝えられる女性になりたい」と思い、ミスコンテストに応募したという。ミス日本では(1)内面(2)外見(3)行動–の三つの美を提唱。容姿に加え内面や教養も重視され、日本らしい美しさが求められる。

18年ミス日本グランプリの市橋礼衣さん

そして、ファイナリストがプロポーション作りに実践しているのが「美人食」だ。野菜、豆類、肉などの9品目を1食のうちにすべて盛り込む食事法で、豆類にカウントされるアーモンドミルクも推奨されている。市橋さんは「仕事で忙しい朝に食べる時間がない時『濃いアーモンドミルク』をかばんにしのばせて、一日2本飲むことを心掛けている」と話した。

続いて、実際にアーモンドミルクを使用している、CHAYAマクロビフーズの渡辺美穂氏が、アーモンドミルクに注目する理由について講演した。

東京都内に4店舗を展開するチャヤでは豆、海藻、玄米など、日本の伝統食をベースにしたマクロビオティックを推奨。メニューには乳製品を一切使用せず、ケーキ、シチューなどに使用するクリームソースはこれまで豆乳、ココナツミルクなどで代用してきた。

CHAYAマクロビフーズの渡辺美穂氏

渡辺氏はアーモンドミルクとの出合いについて「試飲をした時、香ばしくてクリーミーなのにクセがなくて飲みやすいのに驚いた」と話し、リゾット、スイーツ、アイスなどさまざまな料理に意欲的に取り入れているという。いまではアーモンドミルクが欠かせない存在となり、クリーム系の料理にはほとんど使っているという。中でも人気なのが「プリン」で、豆乳では表現できなかった“コク”をアーモンドミルクで実現できた。

筑波乳業のアーモンドミルクは、業界内で最も濃いのが特徴で、アーモンド含有量は他社の約4倍となっている。「濃いアーモンドミルク」125mlは主に小売向け、1Lは業務用と小売を兼ねている。小売向けは無糖の「まろやかプレーン」「香ばしロースト」と「ほんのり黒糖入り」をラインアップ。1Lサイズの「濃厚プレーン」は、プロの料理人からの支持も高い。

出展ブースでは「濃いアーモンドミルク」を使用した「ベジパスタ」の試食配布を行った。

◇日本食糧新聞の2018年2月26日号の記事を転載しました。