甘くて柔らかくて美味しいのが特徴で、春が旬の新玉ねぎ。普通の玉ねぎとは一体どう違うのでしょうか?
一般的に玉ねぎは血液サラサラ効果が期待されるなど栄養効果があります。春の新玉ねぎだからこその栄養をとり入れやすい食べ方をご紹介します。

玉ねぎと新玉ねぎの違いは?

この季節楽しみなのが新玉ねぎ。柔らかく、みずみずしく辛味が少ないのが特徴です。

一般的な玉ねぎは収穫後干され、表皮を乾燥させ保存性を高めて出荷されます。黄タマネギの品種だそうです。

一方、新タマネギは主に白タマネギの品種で、水分が多く乾燥処理に向いていないので、収穫後すぐに出荷されます。

また、黄タマネギを乾燥処理せずに収穫後すぐに出荷されたものも新タマネギと呼ばれるそうです。収穫の時期や品種にも違いがあり、玉ねぎは晩生種で3月〜9月ごろ、新玉ねぎは早生種で4月〜5月の春頃だそうです。

<参照サイト>
タマネギ/玉葱/たまねぎ:旬の野菜百科
新玉ねぎと玉ねぎの違いってなに?向いている料理や辛味の取り方も! MyStyle

ポイントは食べ方での差

そこで気になるのが栄養素の違い。新玉ねぎと玉ねぎに栄養効果の違いはあるのでしょうか?

収穫時期や品種が異なっても同じ玉ねぎ。実は栄養価にはほとんど差はない様です。ではどこが違うの?

玉ねぎの栄養素は主にビタミンB1、その吸収を助ける硫化アリルと言われています。この栄養素が血液サラサラや疲労回復効果につながるそうです。ただ、この栄養素は熱に弱く、お水に溶けやすいんです。ここで活躍するのが新玉ねぎの特徴なんです!

新玉ねぎの味わいの特徴はみずみずしく柔らかく、辛味が少ないので生食に適しています。普通の玉ねぎは生食としてサラダにしても、水にさらして辛味を抜いたり、炒め物にして使うことが多いです。それに対して、新玉ねぎはそのまま調理して栄養素を逃さずに食べやすいところにポイントがあります。

新玉ねぎの美味しい食べ方

栄養素を逃さず美味しく新玉ねぎを食べるにはサラダがオススメ!

新玉ねぎと日向夏の和風サラダ

今が旬の新玉ねぎと日向夏の最高な組み合わせのサラダ。味付けはポン酢とオリーブオイル、ブラックペッパーでシンプルに日向夏を加えて、さっぱり感と甘さをプラス。とっても美味しい玉ねぎサラダに仕上がりました。ともにポン酢との相性が抜群!サラダでももちろん、おつまみや前菜にもオススメ!

作り方はこちら 【新玉ねぎと日向夏の和風サラダ】

納豆と新玉ねぎのサラサラ・サラダ

血液サラサラな組み合わせを活かした健康系食べ合わせ「納豆×たまねぎ」でサラダに。納豆のネバネバと玉ねぎのシャキシャキ感の不思議なハーモニー。玉ねぎのツンとした感じを納豆が和らげてくれて食べやすくもなります。旨味アップに鰹節を。切って混ぜるだけの簡単、美味しい、健康系サラダ。

詳しい作り方は 【納豆と新玉ねぎのサラサラ・サラダ】

<納豆+玉ねぎ>
血液の循環が悪いことから起こる冷え性は血行を促進するのが一番。
玉ねぎに含まれているケルセチンはポリフェノールの一種で血行をよくする働きがあり、
納豆にはナットウキナーゼという酵素が血栓を溶かす作用があるので血行促進に。
冷え性の人は体が冷え切っているのでダブル効果で体も温まる。

普通、納豆にはねぎを刻んで入れるが、ねぎよりも玉ねぎはケルセチンが豊富。

納豆の栄養価を最大限に生かすには、加熱すると納豆菌の働きが悪くなったり、
酢を使うとたんぱく質の吸収を妨げるのでそのまま食べるのがベスト。

<引用元>
効く!新食べ合わせ  ヘルシーアイランド 

※健康状態の予防対策での組み合わせのご紹介です。血栓症の人や血液を固まりにくくする医薬品を服用の方などはご注意ください。

栄養素をスープに閉じ込めて!丸ごと新玉ねぎ蒸し

水に溶けやすい栄養素もスープの中に溶け込ませて一緒にいただきましょう。ジュワッと甘みが広がるホクホクとろとろの丸ごと新玉ねぎ。見た目の仕上りもとってもキュート。鰹節とポン酢にまろやかさプラスにオリーブオイルで。

詳しい作り方は 【丸ごと玉ねぎ蒸しの作り方】

旬な今こそ楽しめる美味しく健康な食べ方のご紹介でした。これからが美味しい季節の新玉ねぎ。食べるならしっかり栄養も一緒に取り入れたいですね。