大人と子どもの味覚の違いをビスケットで検証
森永製菓は6日、大人と子どもの味覚の違いを「森永ビスケット」で検証した動画「大人と子どもの森永ビスケットNo.1決定戦!街角インタビュー動画」(写真)をWeb上で公開した。動画公開に合わせて、「大人」と「子ども」それぞれのナンバーワンビスケットを決める投票型キャンペーン「大人と子どもの森永ビスケットNo.1決定戦!」を21日まで実施する。
味覚を科学的に研究するAISSY社によると、舌の上には「味蕾(みらい)」と呼ばれる味覚センサーがあり、その数は生後3ヵ月目くらいから1万個ほどに成長するが、年齢とともに数は少なくなり、人によっては20代でも約5000個、つまり「子どもの半分」の数になるという。子どもに好き嫌いが多いのは、味に敏感で、「苦みや酸味などを大人より鋭く感じているから」なのだという。
街頭インタビュー調査では、現在7種類展開している森永ビスケットを実際に食べてもらい「どんな味がするか」を回答してもらったところ、仮説通り、大人と子どもでは意見が違ったという。「ミルクの味わい」が特徴のマリーを食べた男の子は、「イチゴの味がする」というまさかのコメントで周囲を驚かせた。
このコメントを見たAISSY社代表の鈴木隆一氏は、試食後「少し酸味の素を感じた。子どもは酸味や苦みに敏感なので酸味をより強く感じ、イチゴと結びついたのでは」と分析。ある子どもは具体的に表記されていない秘密の隠し味を当ててしまう結果となり、同社研究員も驚く結果となった。
そのほかバラエティー豊かな珍回答も続出のインタビューは、Web動画として公開している。
◇日本食糧新聞の2018年2月14日号の記事を転載しました。
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