福岡県のたべぷろ編集部員・ クリスです。2月の一大イベント言えば、バレンタイン。チョコを贈るほうも、もらうほうも、心がほんの少しワクワクと高鳴るものです。
手作りのチョコレートを贈る方もいらっしゃるでしょう。でも相手が甘いものが苦手だったり、毎年代わり映えしないレパートリーだったりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。今年はちょっと趣向を変えたいとお考えの方に、福岡の人気土産「ゆずすこ」を使った大人なショコラをご紹介します。チョコレートとの意外すぎる出会いに、あなたもきっと驚くはず!

福岡の人気土産「ゆずすこ」の魅力とは?

福岡の人気土産「ゆずすこ」とは、一言でいうと「液体ゆずこしょう」。ゆずこしょうを液体にすることで、より気軽に料理のアクセントとして使えるようにしたそうです。

素材には、寒暖差が激しいゆずの生産に適した宮崎県東米良産の「青ゆず」を使用。より香りを高めるため、ひとつひとつ手作業で皮むきをしているというこだわりっぷり。唐辛子も辛さの印象がしっかりのこる「青唐辛子」を使っているのだとか。

地場のお酢とこしょうとのバランスもちょうどよく、冷奴や味噌汁などの和の食材・メニューはもちろん、ピザやパスタなど和食以外との相性も抜群の万能調味料なので、私もよく使っています。

今回はこのゆずすこを、一見「暴挙」ともとれるチョコレートに活用。チョコレートは柑橘との相性も良く、スパイスを感じるものもあるので、試してみることにしました。

ワインにも合う!大人の味わいゆずすこ生ショコラの作り方

今回作る「ゆずすこ生ショコラ」の材料と分量、および下準備は以下の通り。

材料(16個分) ※カッコ内は下準備

  • 砂糖不使用のココアパウダー 30g (ダマがめだつならふるっておく)
  • 豆乳 60cc (600wのレンジで30秒加熱)
  • 砂糖 大さじ2 (甘めが好きな人は味見をしながら追加)
  • オリーブオイル 小さじ1
  • ゆずすこ お好みの量

液体ゆずこしょうとの相性を考え、今回は豆乳を使いましたが、牛乳でもOKです。砂糖のかわりにはちみつを使うとやわらかな甘さになります。

<作り方>

1.ココアパウダーに、加熱した豆乳と砂糖、オリーブオイルを加え滑らかになるまで混ぜあわせます。なお今回の分量だと、甘さはかなり控えめです。甘めが好きな方は、味見をしながら砂糖を加えてください。

2.ここで隠し味でありながら主役でもある「ゆずすこ」を投入!分量は10~20滴くらいが目安ですが、後味のピリピリとした感覚を味わいたい方や、ワイン・シャンパンと楽しみたい方は30滴くらいをおすすめします。ただし、ゆずすこの分量は個人の好みに大きく左右されるので、スプーンで少量をすくい、味見をしながらお好みの量を決めてください。

3.仕上げに、ダマが目立たなくなるまで材料を混ぜ合わせます。固さは、混ぜ合わせた「あと」が残るくらいのが目安です。固すぎる場合は豆乳を、柔らかすぎる場合はココアパウダーを加え微調整を。

4.混ぜ合わせたチョコをラップに包み、ある程度四角に成形し、冷蔵庫で2時間ほど冷やします。ラップでなくても、ココアパウダーを敷いた紙カップなどにいれて冷やしてもよいでしょう。

5.冷やし終わったチョコのラップをはがし、ココアパウダー(別分量)をまんべんなくかけ、ナイフで好きな大きさに切ります。

舌触りはとても滑らか。口に入れた瞬間は、ココアの香りと味わいが口いっぱいに広がります。そして後味に「ゆずすこ」のピリリとしたアクセントが光ります。

ティータイムのお供としてはもちろん、ワインやシャンパンにも合うチョコレートです。

そしてこれはおまけですが、材料を混ぜ合わせたボウルに残った「練り」ココアに、温めた豆乳を加え溶いたら、ゆずの香りただよう「飲む」ココアも楽しめます。スパイスの効いたココアも飲め、洗い物も少し楽になる、一石二鳥の楽しみ方もぜひお試しください。

今年は、ゆずすこ生ショコラで大人のバレンタインを

実際に作ってみて、甘いチョコが苦手な人にも食べてもらいましたが、「辛さのアクセントが上品で、チョコの風味もしっかり楽しめるから美味しい」との感想もいただきました。

あなたも、カカオの風味のあとにやってくる、鼻に突き抜けるゆずのかおりと、舌に残る刺激に病みつきになるかもしれませんよ。今年のバレンタインは、ゆずすこを使った大人の生ショコラを贈りませんか?