カゴメは、三崎朝市協同組合(神奈川県三浦市)と共同で、同組合が開催する三崎朝市メニューの「まぐろ汁」にトマトケチャップを隠し味として使用することで、マグロの魚臭さを抑え、減塩を実現した「朝市汁」としてメニュー提案を行い、1月14日に開催された「三崎朝市初売り」で来場者約550人に無料で振る舞った。

同社は、神奈川県が進める「LAUMI」(三浦半島観光連絡協議会)の食に関するプロジェクト「三浦半島はイタリア半島」で協働した経緯があり、その縁で、今回の朝市メニューのリニューアルを手掛けることになった。

昨年10月から、協議や試作を重ね、12月末に調理実習を兼ねた試食会を実施したところ、「ケチャップで魚臭さが消え、食べやすい」などの反響があったことから、今回のメニュー化に至っている。

新たなメニューとしてリニューアルした「朝市汁」(野菜の旨みたっぷりまぐろ汁)は配布開始1時間で無くなるなど、来場者から好評を得た。第2弾メニュー「まぐろチラシすし」の共同開発を進めている。

◇日本食糧新聞の2018年1月31日号の記事を転載しました。